プレスリリース

2004年7月26日
中部電力株式会社
東京電力株式会社

高効率エコアイスの発売について
~従来に比べ平均で24%高い冷房エネルギー効率、16%低いランニングコストを実現~

 中部電力株式会社、東京電力株式会社および関西電力株式会社の3社は、ダイキン工業株式会社、東芝キヤリア株式会社、株式会社日立空調システム、三菱電機株式会社のメーカー各社と共同で、従来に比べ大幅な省エネルギーとランニングコスト低減を実現した高効率エコアイスを開発いたしました。10月以降、中小ビル・店舗等をはじめとするお客さまを対象として、上記メーカー各社が順次販売を開始いたします。

  エコアイスは、割安な夜間の電気を利用して、氷を蓄熱槽に蓄えて昼間にご利用いただく蓄熱式の空調機器です。

より電気料金を安くしたい、環境にやさしい機器を使いたいとのお客さまの声にお応えし、下記の技術開発等により高効率化を実現しました。

  • オゾン層破壊係数ゼロで高効率化に寄与するハイドロフルオロカーボン系冷媒R410Aの採用
  • 高効率圧縮機と高効率室外ファンの採用、室外熱交換器と蓄熱熱交換器の高効率化

本開発機は、東京電力主催のエネルギーソリューション&蓄熱フェア'04(7月28日(水)〜7月30日(金)、東京ビックサイト)や中部電力主催のENE-WAY2004(8月2日(月)〜8月4日(水)、吹上ホール)にて展示します。

 今回開発したエコアイスの特長は以下のとおりです。

1 ランニングコストが安い!

年間を通じたランニングコストは、従来エコアイスより上記4メーカー平均で16%安くなります(20馬力機※1)。

2 地球環境に優しい!

従来機より上記4メーカー平均で24%高い冷房エネルギー効率(日量COP※2)3.24~3.75を実現しました(20馬力機)。

これにより、年間CO2排出量※3を従来機より上記4メーカー平均で18%削減しました(20馬力機)。

3 夜間の低騒音化を実現!

蓄熱運転時のファン制御の改良等により、50dB(A)の低騒音化※4(従来機は上記4メーカー平均で55dB(A))を実現しました(20馬力機)。

※1)1馬力は2.8kWで、8〜12畳用のルームエアコンの冷房能力に相当します。

※2)日量COP(日量蓄熱利用冷房効率):空調能力積算値を消費電力量(蓄熱時+空調時)で除した値。値が大きいほど省エネ性が高いことを示します。

※3)CO2排出量原単位は各電力会社の販売電力量あたり原単位により試算

※4)メーカーによっては低騒音モード時の値です。

以 上

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