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2007年11月30日

平成19年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰(国際貢献部門)を受賞!活動名称「マングローブ生態系修復のための植林技術開発研究」

平成19年度 地球温暖化防止活動環境大臣表彰(国際貢献部門)を受賞!活動名称「マングローブ生態系修復のための植林技術開発研究」

 このたび、平成12年度から本年3月まで当社において実施してきた「マングローブ生態系修復のための植林技術開発研究」が、「平成19年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞いたしました。(当社は同表彰を3年連続で受賞しました)
 この表彰は、環境省が平成10年度から地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対し、その功績をたたえるため実施しているものです。
 今回受賞した研究は、タイ王国において、エビの養殖池の跡地、湖、干潟などでマングローブを植林し、植林技術の開発研究を実施したことであり、その中で下記技術の開発に成功したことなどが評価されました。

  • 植林技術の開発研究に取り組み、世界で初めてマングローブ生長予測システムを確立し、マングローブ植林に適した土地か否かの診断を行うことを可能としたこと
  • リモートセンシング技術によりマングローブ林が高い津波被害抑制効果を有するという新たな事実を確認しただけでなく、マングローブ林によるCO2吸収固定量を高い精度で測定する技術の開発にも成功したこと。

当社は今後とも、地球温暖化等の環境問題に積極的に取組んでいきます。

*リモートセンシング技術:離れた場所から物の性質を知る技術。広域を一度に観測し、解析結果を分布図として表現できる。また、経年変化の追跡に効果的であるなどの利点が挙げられる。身近な例としては人工衛星による気象観測がある。本研究では、コスト・機動性に優れた無線ヘリコプターを利用し、マングローブのデータを収集、解析した。