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奈良市生まれ。会社勤務ののち、趣味で楽しんでいた自転車の世界に携わる。自転車店でのアルバイトなどを経て、自転車専門誌等で取材・執筆を手がけるように。サイクルジャーナリストとして、自身のウェブサイト「WHERE TO GO?」などを通じて自転車の魅力や楽しみ方を幅広く発信している。奈良県サイクリング協会所属。
WHERE TO GO?

自転車専門誌に連載をもち、サイクルジャーナリストとして活躍中の今泉光太郎さん。自転車に興味をもったのは大学生の頃、旅行中に「折り畳み自転車があれば便利だな」と思ったのがきっかけです。「でもその頃はお金がなくて。貯金して、社会人一年目に買いました。」
折り畳み自転車に続き、翌年にはクロスバイク、さらにロードバイクを購入。自転車の魅力にひきこまれていきます。奈良の自宅から京都の金閣寺まで、往復120キロを走ったこともあるそうです。「爽快でした。それまでずっと、スポーツに苦手意識があったんです。そんな自分でも楽しめるスポーツに出会えたことがうれしかったですね。」
会社勤めを辞めたあと、自転車屋さんでバイトをしたり、自転車関連のイベントに出たりしているうちに、人の輪が広がっていきました。昔から本を読んだり、文章を書いたりするのが好きだったこともあって、自転車関連のライターとして活動を始め、現在の仕事につながっています。

軽快車、いわゆるママチャリに、ロードバイクやマウンテンバイク。自転車にはいろんな種類があります。「まずは、目的にあった自転車を選ぶこと。そのうえで、迷ったときは見た目で選ぶのも一つの方法です。」気に入った自転車なら、乗っていてうれしく、手入れさえ楽しいはず。ネジのゆるみなどにも気づきやすく、安全にもつながります。
自転車の魅力は、その楽しみ方の豊富さにある、と今泉さん。子供からお年寄りまで誰でも楽しめるレジャーであり、スポーツです。「風を切って走るのは、誰にとっても気分がいいもの。68歳で初めてスポーツ自転車に出会った人もいますし、体に不自由がある方のための自転車や競技もあり、多くの人が楽しんでいます。」
今泉さんにとって自転車は、さまざまな気づきを与えてくれる存在。自転車は多くのパーツで構成され、職人さんをはじめ多くの人の手によって生まれます。「それは自転車に限らず、すべてにあてはまること。自転車に出会って、まわりのすべてのことに自然と感謝できるようになりました。」
排気ガスを出さない自転車は、環境にやさしい乗り物でもあります。「たまたま好きになった自転車が、エコな乗り物だったのはラッキーでした。環境を汚しているという後ろめたさがなく、こころから楽しめます。」
お気に入りの愛車と長く付き合っている今泉さん。普段の生活でも、モノとの付き合い方を大切にしています。買い物をするときは「本当に必要なものか」を十分に吟味して長く使えるものを選び、いらないものは買わないよう心がけているそうです。
今後も、自分自身が自転車を楽しみながら、情報発信を続けていくのが目標。ボランティアとしてイベントの企画運営や、子供たちへの交通マナー講習などにも携わっています。「歩行者、自動車、自転車、すべての人にとって安全な環境づくりが望まれます。日本の道路事情に適したスタイルについて議論が必要。関心をもってもらうためにも、まずは、自転車の楽しさを伝えていきたいですね。」
