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「邦画をめぐる状況――もっとアートが身近な日本へ」

『殯(もがり)の森』の世界



●ストーリー


もがり1

奈良県東部の山間地。自然豊かな里山に、旧家を改装したグループホームがある。ここでは軽度の認知症を患った人たちが、介護スタッフとともに共同生活をしている。その一人、しげき(うだしげき)は、33年前に妻・真子(ますだかなこ)を亡くし、彼女の想い出とともに静かな日々を過ごしている。誰も立ち入ることの出来ない、しげきと妻だけの世界。

もがり2

このグループホームへ新任の介護福祉士としてやってきた真千子(尾野真千子)もまた、心を閉ざして生きていた。不慮の事故で子どもを亡くし、夫(斉藤陽一郎)との別れを余儀なくされたのだった。

ある晩、しげきの亡き妻の思い出の詰まったリュックサックを、そうとは知らず何気なく手にとってしまった真千子は、しげきに突き飛ばされる。自信を失う真千子を、主任の和歌子(渡辺真起子)は「こうしゃなあかんってこと、ないから」と励ます。戸惑いながらも、グループホームでの生活を通じて、次第に自分自身を取り戻していく真千子。失った者への想いとともに生きる真千子としげきは、次第に打ち解け合っていく。

もがり3

ある日、二人はしげきの妻が眠る森へ墓参りに出かけるが、途中で車が脱輪してしまう。助けを呼びに行く真千子。だが、車に戻るとしげきの姿はない。ようやく探し出したしげきは、真千子の言葉に耳を傾けようともせず、山のなかを突き進む。一向に墓にはたどり着かない。日も暮れ、道に迷った二人を待ち受けていたのは、森の洗礼ともいうべきさまざまな出来事だった・・・・・・。





●殯(もがり)とは―


敬う人の死を惜しみ、
しのぶ時間のこと。
また、その場所の意。
語源に『喪あがり』。
喪があける意、か。





●映画の舞台


映画の舞台となる場所を探し奈良市近郊を巡っていた河瀬監督が出会ったのは、お茶の産地として名高い、奈良市東部の田原地区。地元の人は監督を、丘の上に立つ一軒の古民家へと案内した。大きな二本のケヤキに支えられるかのようなそのたたずまいに魅かれ、監督はここを舞台のグループホームとすることを決意。また映画後半、真千子としげきがさまよう深い森の舞台は、春日奥山の原生林。





●ひとコマもがりサポーター


製作資金の調達に関して、企業から大口の支援を募ろうという意見もあった。だが河瀬監督は、「小口でもいいから、支援してくれる一人ひとりの力を信じたい」。そこで考え出されたのが「ひとコマもがり」というサポーター制度。『殯の森』の35ミリフィルムをひとコマずつ購入してもらうことで映画を応援してもらう。奈良を中心に、最終的に5千人のサポーターが賛同した。





映画『殯の森』パンフレットより編集





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