Insight時代を解くキーワード Presented by 関西電力
| HOME | このサイトについて | メルマガサンプル | 談話室 | 配信申込・解除 | お問い合わせ・ご意見 |
関西電力HPへ 関西電力HPへ
Main Column Break Close up エナジー News Clip 関西電力 講堂(イベント/セミナー)
 

Close up エナジー
 

「関電プラントって、どんな会社?」

2008.03.01
関電プラント 原子力事業本部 原子力統括部次長 兼 保全体制再構築チームリーダの伊藤肇



関電プラント 原子力事業本部
原子力統括部次長 兼 保全体制再構築チームリーダ 伊藤肇

技術と経験で、発電所の安全管理に貢献したい――。50年以上にわたって火力発電・原子力発電設備等のメンテナンスを手がけ、安定したエネルギー供給を支えてきた「関電プラント」。設立の経緯は? 事業の特徴は?──関電プラント 原子力事業本部 原子力統括部次長 兼 保全体制再構築チームリーダの伊藤肇氏に訊いた。

――関電プラントの設立の経緯は? ●○●
関西電力の発電所のメンテナンスを行うため、前身の関電興業が1953年に設立された。以来、50年以上にわたり、発電所の定期検査や改修工事、機器の設計・据付工事などを行い、発電保全分野を中心に豊富な経験と高度な技術を蓄積してきた。2004年10月、関西電力の関係会社が分野・機能別に再編された際、事業分野を火力発電・原子力発電設備の建設・保全分野に特化し、社名も「関電プラント」に変更。関西電力の100%子会社で、関西電力グループ唯一の保全会社だ。

――事業内容は? ●○●
「火力事業本部」と「原子力事業本部」があり、主に関西電力の火力発電所・原子力発電所のメンテナンス、例えば定期点検、改修工事、建設工事などの設計・施工・監理を行っている。関西電力の仕事が大半を占めるが、他の電力会社のお手伝いをすることもある。また火力発電設備の建設工事・保守で培ったノウハウを活かし、化学プラントなど各種プラントの建設・メンテナンスにもトータルに対応できる。発電所の保守というのは、一般的な設備に比べはるかに高い技術レベルが求められるから、たいていの設備のメンテナンスはできる実力を持っている。また廃棄物処理施設の設計・メンテナンスなど、環境事業にも取り組んでおり、ISO14001も取得している。

火力発電所でのガスタービン定期点検
火力発電所でのガスタービン定期点検

――技術力が強みであると? ●○●
50年以上にわたって発電設備の保守に関わってきたため、膨大な工事の経験とデータを所有していることが一番の特徴であり、強み。ほとんどの設備を自分たちでメンテナンスする技術を持っている。また発電所のある地域に事業所を設け、スタッフが常駐していることも大きな特徴。例えば火力事業本部は南港・御坊・舞鶴などに、原子力事業本部は美浜・高浜・大飯に事業所があり、何かあれば即時対応できる体制を取れるのも、他社にない特徴だと思う。さらに、関西電力グループの一員としての使命感。主要な設備のさまざまな工事・メンテナンスに携わっているので、「自分たちが発電所を支えている」という誇りや、高いモチベーションを持って仕事をしている。

――ユニークな商品開発も行っているが? ●○●
実際のメンテナンス現場での経験から、いくつかの新しい技術や商品を開発している。例えば、発電所の復水器等の熱交換器細管の洗浄は、従来、水洗浄とエアパージを繰り返して行っていたため、水を浴びるし体力も必要な大変な作業だった。そこで開発したのが「らくちんガン」。鉄砲のような形で水を制御しやすく楽に作業ができ、必要なときだけ水を出すので、ずぶぬれになる心配もない。非常に便利だということで、他の電力会社にも採用していただいている。また、配管を切って補修したい場合、普通は前後のバルブを締めて水を抜き、配管を切る。ところが構造上バルブがない場合などに、配管の中に氷の「栓」をつくって流路を遮断するのが「アイスプラグ施工技術」。もとはアメリカから導入した技術だが、配管材料の試験やさまざまな検証試験を経て当社独自の技術として確立した。

原子力発電所での熱交換器取替工事
原子力発電所での熱交換器取替工事

――技術の蓄積にも力を入れている? ●○●
設計や工事はメーカーや他の工事会社と役割分担することもあるが、やはり関西電力グループの中にしっかりと技術を保有しておくべきという考え方が基本にあり、社内で技術者を育成してきた。それが今、形になり始めている。昔は、どちらかというと現場監督という立場が多かったが、現在は単に現場監督をしているだけではなく、設計や工事をトータルに自分たちのところでできるようになっている。

――久々に新規採用を再開したそうだが? ●○●
2007年4月に7年ぶりに新規採用を行い、18人が入社した。団塊世代の退職もあり、現体制を維持するためにも人材の補充が必要。さらに、火力発電所でも原子力発電所でも、よりきめ細やかに対応し、保全活動の品質を上げていくために体制・要員の強化は不可欠で、年間40〜50人規模で採用していきたい。B to B企業であるため、学生の間で知名度が高くないことが悩みだが、次年度に向けても積極的に学校訪問を行うなど採用活動に力を入れている。技術系の職場だが、あまりこだわらず、基本的には人物重視で選考を行う。我々は「人」と「技術」で勝負する会社だと自負しており、「人」にしっかりと投資をしていきたい。具体的には優秀な人材の採用や、教育・研修の充実。技術は入社後の教育・研修で十分身につけられる。OJTを基本に、業務上必要な資格を取得するためのバックアップなど、さらなる教育体系の向上にも力を入れている。

――今後の抱負は? ●○●
関西電力グループの一員として、さらに保全活動の品質を上げることに貢献していきたい。例えば原子力発電所の検査制度は、決められた箇所のチェックだけでなく、検査の計画そのものやプロセスが重視されるようになってきている。そうした変化にも現場からきちんと対応し、発電所の安全運転を支えるのが我々の役目。そのために、「心・技・体」で取り組んでいく。「心」は、仕事への誇りと使命感。「技」は、実際のスキル・技術の向上。「体」は、自分の頭や体を使って考える姿勢。例えば何か不具合があったとき、それを直すのは当然だが、それだけではなく、ほかに類似する箇所はないか、再発を防ぐには今後どうすればいいかといったところまで考え、現場をきめ細やかに管理することを徹底していきたい。そうして常に一歩ずつ品質を向上させ、さすが関西電力グループの一員といわれるような保全会社として成長していきたい。今後も関西電力のベストパートナーであることはもちろん、協力会社や、地元のみなさまとも良い関係を築き、地元に根ざした信頼される会社として、ベストパートナーになれるよう取り組んでいきたい。 ■


関電プラント>> http://www.kanden-plant.co.jp/



Columnカテゴリ検索
政治・外交
経済・経営
社会・生活
文化・文明
科学・技術
電力・エネルギー
関西
サイト内全文検索
バックナンバー
Insight時代を解くキーワード
Copyright (C) 2002-2008 KEPCO THE KANSAI ELECTRIC POWER CO., INC.