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「かんでんジョイライフの
 看護・介護のトータルサービス『ナービス24』って?」

2006.08.01
かんでんジョイライフの谷岡匠社長



かんでんジョイライフ
社長 谷岡 匠


介護付有料老人ホームを主体とした介護事業を展開してきた関西電力グループの「かんでんジョイライフ」が、またひとつ、新サービスを開始する。看護・介護のトータルサービス「ナービス24」とはどのようなものか、今後の課題は、抱負は?──かんでんジョイライフの谷岡匠社長に訊いた。

――新サービスの「ナービス24」とは?  //////////
ひとことで言うと、会員制の24時間在宅看護介護サービス。地域の開業医や総合病院、介護事業者の「ネットワーク」と、インターネットを活用した「健康管理システム」を通じて、日常の健康管理から看護介護までのシームレスなサービスを提供しようというもの。ちなみに「ナービス」とはナーシングサービスを略した造語。科学的根拠に基づく医療とハートで支える介護、両方を担うのが看護師であり、両方をつなぐサービスという意味で、こう名づけた。

――具体的にはどんなサービスを提供する?  //////////
会員には、「セルフケア会員」「エクセレント会員」「プレミアム会員」の3種類を設定する。まず「セルフケア会員」は、日々の健康データを蓄積する「健康管理システム」を、インターネットを使って利用できる。また何か不安があれば、24時間365日いつでも医師あるいは看護師に電話相談できる。その際、医師や看護師が会員の健康管理データをパソコン画面で見ながら相談に乗るので、より適切なアドバイスを受けられるし、必要に応じてかかりつけ医も紹介してもらえる。「エクセレント会員」は、これらに加え、訪問看護介護サービスや年1回の血液検査、インフルエンザ予防接種などのサービスを受けられる。また「プレミアム会員」になると、かかりつけの看護師や管理栄養士による訪問サービスや家事サービスなども受けられる。会費は月額1000円程度から7000円程度になる見込みだ。

――これは新しいビジネスモデル?  //////////
健康管理のサービスはあるが、日常の健康管理から看護介護が必要になったときまで、一貫した広域サービスはおそらく初めて。日本のような超高齢社会では医療と介護との連携が必要不可欠であるし、一方で医療費や介護保険料抑制の観点からも、「予防医療」「予防介護」の重要性が指摘されている。その意味で、まず毎日の健康管理からサポートする「ナービス24」は、これからの時代にマッチした新しいビジネスモデルと言っていいだろう。

――他社に先駆けてこうしたサービスを開発したきっかけは?  //////////
まず経営上の必要性があった。我々はこれまで「ベルパージュ西宮北口」「ベルパージュ千里けやき通り」など介護付有料老人ホーム事業を柱に据えてきたが、今年4月に介護保険制度が改正され、介護付有料老人ホームの開設に総量規制がかかるようになった。つまり新しい施設を建てにくくなったため、新サービスの開発をめざした、というのがひとつ。一方、ポストシニアと呼ばれる団塊の世代は、老人ホームのような「老人コミュニティ」を好まず、利便性の高い都心で生活を楽しみたいという傾向が強い。事実、都心回帰志向は、都心の高層マンションを購入する高齢者が増えていることからも伺える。我々はそこに着目したというのがひとつ。マンションを丸ごと老人ホームに見立ててサービスを提供すれば、シニアやポストシニアだけでなく、健康不安のある方や日々の健康管理が大事な小さなお子さんのいる若い方にも喜んでいただけると考えている。

――マンションといえば、ケア付のものが既にあるが、違いは?  //////////
ケア付マンションは高齢者を対象に、住居とケアサービスを提供するもの。ケア付といっても、重度の介護が必要になると退居を求められるケースもあると聞く。「ナービス24」は、そうした高齢者対象のマンションでなく、一般のマンションに対するサービス。ご入居者に会員になっていただき、外部利用サービスとして、ご自宅で日常の健康管理から訪問看護介護サービスまで提供する、いわばケア付マンションと在宅サービスのハイブリッド型だ。

――サービス開始はいつ?  //////////
大阪市天王寺区の上本町で、分譲・賃貸マンション、医療・福祉施設などが一体となった「桃坂コンフォガーデン」の街づくりが進んでおり、このうちまず37階建ての高層分譲マンションご入居者に、「ナービス24」の会員になっていただく予定。「桃坂コンフォガーデン」は、大阪赤十字病院の移設に伴う大規模再開発プロジェクトで、同じ関西電力グループの関電不動産が開発に関わるオール電化の街。隣接する病院とはペデストリアンデッキでつながり、医療連携のある街、高齢者が安心して永住できる街をめざしており、「ナービス24」のスタートには最適なエリアだ。

――会員になれるのはマンションの入居者だけ?  //////////
「セルフケア会員」は、マンション・戸建てを問わず、インターネット環境があれば全国どこにお住まいの方でも会員になっていただける。ただ「エクセレント会員」以上のサービスは訪問活動の拠点となるステーションが必要なため、ある程度のボリュームが見込める場所でないと厳しい。だからまずは「桃坂コンフォガーデン」のような、大規模集合住宅を対象にスタートし、軌道に乗れば周辺地域にもサービスを拡大する、という形で進めたいと思っている。

――「桃坂コンフォガーデン」には老人ホームもオープンするそうだが?  //////////
介護付有料老人ホーム「ベルパージュ大阪上本町」を来年4月にオープンする予定。かんでんジョイライフの「ベルパージュ」などの老人ホームブランドは、サービスの質はもとより、交通至便の立地も人気。「大阪上本町」も近鉄や地下鉄の駅に近く、都心であるうえ、歴史ある上町台地に位置する好立地。既に自立の方にご入居いただく居室については、90%程度の入居申込をいただいている。同じ建物内に診療所モールと、看護師・介護士が常駐する「ナービス24」の訪問看護介護ステーションも同時期に開設する。

――今後の課題は?  //////////
準備すべきことは山ほどあるが、やはり一番大事なのは人材育成。介護は「人が行うサービス」だから、サービスの質も人材で決まる。しかしこの業種は人の流動性が高く、まずは優秀な人材の定着率を高める必要がある。そのため待遇向上はもちろん、他社ではできない経験や学習機会を設け、モチベーション向上につなげるため、ホテルでの研修や接遇指導、介護技術研修や資格取得に向けた教育など、さまざまな取り組みを行っている。その結果、コアとなる人材の定着率は随分高まってきた。

――人材といえば、介護分野以外の人も多いとか?  //////////
もちろん看護師、介護士、ケアマネジャーが主体だが、調理師、管理栄養士、一級建築士、有名ホテルの元支配人、テーマパークのゲストサービス責任者という経歴の人もいて、まさに多士済々。私自身も、もとは情報通信の技術者だ。人材のダイバーシティが大きく、ホスピタリティにかかわる多種多様な経験と価値観をもつ人材が相互に影響を与えあうことにより、人材も会社も成長していくものと考えており、それもモチベーションアップとサービス向上につながるのではないかと期待している。

――最後に、将来に向けた抱負は?  //////////
「ナービス24」は、インターネット環境と訪問看護介護ステーションがあればどこでも提供できるサービスなので、サービスエリアを順次拡大し、将来的には関西地域以外への展開も視野に入れたい。そのためには各地域の優良な看護・介護事業者などとの連携も必要だと考えている。看護介護サービスは、一人の人の生活を支えるサービス。一企業だけが担うのではなく、多様な人と企業の力を結集させて初めて、本当に上質なサービスを実現できる。「ベルパージュ」など老人ホームでのサービスは、質の高さが評価され、「待ってでも入りたい」と思っていただけるようになりつつある。同様に、「ナービス24」を、在宅看護介護の「安心と信頼のブランド」に育てるため、今後も人材育成とネットワークづくりに努めていきたい。■


かんでんジョイライフ>> http://www.kjl.co.jp/



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