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「都市再生プロジェクトチームって?」

2006.03.15
地域共生・広報室都市再生プロジェクトチームの北野剛人チーフマネジャー



地域共生・広報室都市再生プロジェクトチーム
チーフマネジャー 北野剛人



2004年12月、関西電力は本店を中之島の新関電ビルに移転。新ビル建設を担ったプロジェクトチームは現在、都市再生プロジェクトチームとして、大阪各地の街づくりに貢献している。その意義と取り組み内容は?──地域共生・広報室都市再生プロジェクトチームの北野剛人チーフマネジャーに訊いた。

――まず新関電ビル建設の経緯から。 //////////
一番の理由は以前の関電ビルが老朽化したこと。竣工から40年以上経ち、古いだけでなく手狭になり、本店組織が周辺のビルに分散してしまった。また最近のIT環境にも対応しにくくなった。そこで建て替えを検討し始めたところ、ちょうど隣のダイビルでも建て替え話が持ち上がったため、この地区を一体的に再開発すれば土地の有効利用ができるし、景観も向上し、地域の活性化にも繋がるということで、建て替えが正式決定。1992年、中之島開発プロジェクトチーム(PT)が発足し、1.効率経営の推進拠点、2.環境共生のモデルビル、3.社会との共生共感の場、の3つをテーマに建設を進めた。

――竣工から1年余り、新関電ビルの評判は? //////////
まず周辺に分散していた本店機能を集約したので、仕事の打合せもしやすくなり、訪問しやすくなったという評価をいただいている。ビルには一般の方が自由に入れるフロアも設けていて、レストランやティールームは地域の方々も使っていただけるようになっている。また、新ビルは「環境共生のモデルビル」ということで、さまざまな省エネ技術を採り入れたオール電化ビルで、見学者も多い。これを積極的にPRしていくのはもちろんだが、使用エネルギー量や室温などの計測も続けて、設計で想定していた省エネ技術を検証し、この結果もどんどん公表していくつもりだ。また、単に建物が新しくなっただけでなく、中身も良くなったと言っていただけるよう、お客さまの声を伺って、受付方法や社員の対応など、運用面での改善は常時行っている。建物は生き物。ニーズや周辺環境の変化に応じて、改善すべきは改善し、柔軟に対応していきたい。

――新ビル建設を担当した中之島開発PTが「都市再生PT」と名称変更したそうだが、その意図は? //////////
ちょうど新ビル建設の目処が立った頃から「都市再生」が注目され始めた。大阪でも中之島を含む「大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域」が2002年に「都市再生緊急整備地域」という国の指定を受け、再開発の動きが活発化している。一方、大阪では行政と経済界が一体となって大阪の美観向上と集客力アップなど、都市活性化に向けた魅力あるまちづくりを行う「花と緑・光と水のまちづくり」の活動を始めており、当社も経済界の一員としてこれに積極的に協力していきたいと考えている。こうした活動も中之島開発PTが担当していたが、活動領域が中之島にとどまらなくなったため、05年6月に名称を変更。メンバーも従来は建築関係の技術者が多かったが、事務系や電気系などの人材も加わって再出発した。

――具体的にはどんな活動を行っている? //////////
これまでの主な取り組みは、まちづくりのための提言活動。都市再生を進めるにあたっては、行政や経済界などが一緒になって委員会活動を行う。その委員会の一員として提言をさせてもらっている。
例えば「都心に残された最後の一等地」と言われる梅田北ヤードの再開発事業では、委員会の一員として基本的なまちづくりの計画などに関する提案をさせていただいた。また、ここにはロボットやIT技術などを集積した知的創造拠点「ナレッジ・キャピタル」をつくろうとしているが、これには当社がコア施設への入居者として参画しようとしており、未来の暮らしを体験できるスペースを設けるべくアイデアを出させてもらっている。また先述の「花と緑・光と水のまちづくり」関係では、具体的な検討を進める「光のまちづくり企画推進委員会」の中心的な役割を果たし、光による都市再生を目指した骨格となるグランドデザインを描いている。この新関電ビル自らも夜はライトアップし、地域の夜間景観の向上に貢献できていると考えている。

――地元の中之島も再開発の動きが活発だが? //////////
中之島は水都・大阪を象徴する地域。ポテンシャルも関心も高く、開発計画がいろいろあって、統一的なまちづくりが望まれる。そこで中之島に拠点を置く民間企業25社からなる「中之島まちみらい協議会」により、05年末、「大阪中之島の都市ビジョン」をまとめた。水と緑豊かな景観を整備しようとか、舟運を活用しようとか、都心居住を進めようとか、環境にやさしいまちにしようとか。今後はこれに基づき、関係機関への働きかけや調整作業を進め、明るく綺麗で安全なまち・中之島の実現に繋げていきたい。

――こうした活動に関西電力が取り組む意義は? //////////
「大阪は元気がない」と言われるが、もともとは経済も文化も高いポテンシャルを持つまち。そんな大阪を活性化させるため、行政や経済団体が頑張っているが、企業としてもできることはしていくべき。特に関西電力は地域に根ざした企業であり、地域の生活が豊かになるよう、地域のみなさんの幸せに繋がるよう貢献するのが使命。関西が元気になれば関西電力の発展にも繋がる。だから、ある時は調整役になり、ある時は牽引役になって、大阪、関西を元気にするため、力を尽くしていきたい。

――活動の中で苦労していることは? //////////
一番はお金がないこと(笑)。以前なら行政も経済界もお金を出し合ってどんどん進んだだろうが、今はそうはいかない。それだけに知恵を出したり、自ら汗を流したりといった努力が求められる。もうひとつは調整の難しさ。ビルひとつを建てるにしても、近隣への説明や行政の許認可が必要で、一社ではできない。都市再生となるともっと大変。関係箇所が非常に多いし、それぞれのベクトルが一致しているとも限らない。そういうさまざまな立場の意見をどうまとめるか。これは非常に難しいが、行政と経済界が一体となることが必要で、地域の中核的企業として大阪の再生のためにできる限りの努力はしていくべきと考えている。

――では最後に今後の抱負は? //////////
北梅田地区も中之島地区も、光のまちづくりも、ビジョンはつくったが、それが最終目的ではない。ビジョンをどう実現するか、これからが都市再生の本番だ。行政、経済界、民間企業、地権者等々、それぞれ立場は違うが、関西を元気にしたいという目標はひとつ。その大きな目標に向かって協力し合い、魅力ある都市再生を実現したいと思う。■




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