Insight時代を解くキーワード Presented by 関西電力
| HOME | このサイトについて | メルマガサンプル | 談話室 | 配信申込・解除 | お問い合わせ・ご意見 |
関西電力HPへ 関西電力HPへ
Main Column Break Close up エナジー News Clip 関西電力 講堂(イベント/セミナー)
 

Close up エナジー
 

「関西最大のポータルサイトって?」

2005.12.01
関西どっとコム代表取締役 保田亨



関西どっとコム
代表取締役 保田亨



関西電力グループが運営するポータルサイト「関西どっとコム」。話題の「ブログ」サービスを、大手ポータルサイトに先駆けて展開するなど、関西電力グループの中でもひときわユニークな活動を行っている。事業展開の意図や現状、展望について、関西どっとコムの保田亨・代表取締役に訊いた。

――なぜ関西電力がポータルサイト事業? //////////
もともとは関電グループのケイ・オプティコムがインターネット接続サービス事業を開始するにあたり、会員向けのサービスサイトが必要ということで、サイト構築を検討。関西の地域情報を提供するためコンテンツホルダーとの提携を考えていたが、幸い、豊富な地域情報を持つ京阪神エルマガジン社、コンテンツコーディネート力のある博報堂の協力が得られ、これら2社と関西電力、ケイ・オプティコムの共同出資により、2001年4月「関西どっとコム」を設立した。ふつうISP(インターネットサービスプロバイダー)のポータルサイトはコストセンターとなることが多いが、関西どっとコムはそれ自体をメディアとして確立させることで、広告収入など、独自の収益確保をめざしている。

――今や関西最大のポータルサイトということだが、特徴は? //////////
関西どっとコムの使命は、関西生活情報全般にわたる「ニューミドルマン」の役割を果たすこと。つまり消費者代理。送り手本位でなく、関西で生活する人の目線で、関西で生活する人が求める情報を提供する「関西生活情報の目利きサイト」をめざしている。またどっとコムの編集者が提供する目利き情報だけでなく、関西の生活者が地域に根ざした生活情報を発信・交流する「関西コミュニティ」をつくりたいということで、設立コンセプトは「見たくなる、参加したくなるポータルサイト」。京阪神エルマガジン社の『L magazine』『SAVVY』『Meets』などに掲載されている目利き情報の配信に加え、雑誌の情報を動画コンテンツとしても配信。もちろん自社の編集者による独自コンテンツも充実している。そして関西コミュニティを育むツールとして「ブログサービス」を、大手ポータルサイトに先駆けて2003年10月から提供している。

――会員数は? //////////
サイトの閲覧は会員に限らず誰でもできるが、メディアとして確立するにはアクセス数や会員数、遊びに来る人が増えることが大事。会員は現在14万人。9割が近畿2府4県在住で、男女比は6:4。年齢層は30代〜40代で平均年齢は39歳。女性は20代、30代が多いが、男性は30代、40代が多い。今はブログ発信のため会員になる人が多く、ブログサービス開始当初に比べブログのアクセス数は約20倍になった。総アクセス数も月間1400万を超え1500万に近づいており、関西No.1のポータルサイトに成長した。

――改めてブログとは? //////////
ブログは「Web+log」の合成語。90年代後半にアメリカで生まれた個人Webサイトだが、これほど普及した理由は、作成・更新の簡単さ。HTMLなどプログラム言語の知識がなくても、電子メールやWebサイトを閲覧できる人なら誰でも作成することができる。簡易さ、手軽さが受けたのが一つ。もう一つはコメントやトラックバック機能が付いていて、単に情報発信だけでなく双方向コミュニケーションができ、同じ関心を持つ人の輪ができることが、普及した2つ目の理由だ。総務省の発表によれば、2005年3月末に335万人だったブログ利用者数は10月17日の発表では473万人に増加。さらに2007年3月末で利用者数は782万人、閲覧者数で3,455万人に達すると予想しており、まさに急成長。こうしたなかで、ブログでの情報交流は、ネット上に現実社会のクチコミと同様のネットワークを生み出すことになり、このクチコミが侮れなくなっている。アメリカでは2004年の大統領選挙でブログ情報が大きく影響したそうだし、日本でも9月の衆議院選挙に先立ちある政党が有名ブロガーを集めて懇談会を催したことが報道されていた。ブログの影響力が認知されてきた証左であると思う。

――掲示板との違いは? //////////
ブログ以前のコミュニケーションツールであるBBS、掲示板は匿名性が高いので誹謗中傷などいわゆる「荒れる」ことがあったが、ブログの場合、コミュニケーション手段をトラックバック機能に限定しておけば、自分のブログにリンクを張ったうえで発言するわけだから、匿名性が低く、健全性が高い。実際、総務省は小中学校の教育で、匿名性の低いブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)を活用するよう求め、文部科学省などと具体策を詰めようとしている。

――そのブログサービスをなぜいち早く手がけることができたのか? //////////
設立当初から関西コミュニティづくりを考え、BBS以外の手段を探していたところ、アメリカでブログが流行っているとの情報が伝えられるようになり、ちょうど技術協力会社がブログシステムを開発したので、リース契約で使ったのがスタート。ただユーザビリティ面で改善の余地があり、2004年7月に自社でブログシステムを構築、オリジナルのシステムとした。これに伴いユーザビリティもかなりアップしたし、なにしろ自社で構築したシステムなのでユーザーニーズなども速やかに反映できる。今、ブログ機能としては大手ポータルと遜色ないほど充実している。

――例えばどのような点が評価されてる? //////////
テンプレートというブログの背景画像を400種類以上用意しており、雑誌のランキングで全国1位になった。また、日頃活発に投稿いただくと同時に他のブロガーの模範となっていただける方300人ほどに、「公式ブロガー」を依頼。彼らが規約に反するブログがあれば知らせてくれ、我々も速やかに対応する仕組みをつくっており、その結果である健全性の高さが評価されている。機能面では全国大手に先駆けて動画をプログに載せることができる「ムービーブログ」を2005年2月から開始。今後、SNS的な機能追加なども考えていきたい。

――競合サイトとか、運営の苦労は? //////////
よく比較されるのは、タウンマガジン系のサイト。ただ、大手タウンマガジンはほとんどが全国展開であり、関西情報はその一地域版なので情報の薄さは否めない。うちは情報を深く掘り下げ、グルメ情報なども「彼女と行きたい店」とか「お客さんを連れて行く店」とかの形で、差別化を図っている。とにかく関西どっとコムにいけば関西の目利き情報が手に入るという評価を得るためには、編集者も目利きでないといけない。ラビットイヤーといわれるほど変化が早い業界で、今何が流行っているか、次に何が流行るかを察知しないといけないので、若い人のアンテナが頼りだ。

――保田さん自身のブログ体験は? //////////
この仕事は情報を扱い、娯楽をつくって提供しているわけだから、最初はカルチャーショック。まず言葉がわからない。今も毎日が勉強だ。やってみないとわからないので、自分でもブログを始めたところ、アクセスが気になって(笑)。アクセスが多いとまた次を書こうという気になるし、いかにページビューを上げるかあれこれ工夫するのも面白い。知らない人と話せるコミュニケーションツールであることも大きな魅力だ。アメリカがオープンな情報発信型なら日本は仲間をつくるコミュニティ型という特徴があるが、まさにそれを実感している。

──ブログの今後の可能性と、どっとコムの果たす役割、抱負は? //////////
ブログはブロガー同士のつながりで情報がクチコミの形で伝播する。これはマスメディアに匹敵する大きな影響力を持っていくだろう。我々どっとコムは地域に根ざしたポータルサイト。ブログ人口を増やすには有名人ブログを持ってくるのも手だが、一般の人がコミュニティの中で人気を得て盛り上がるのが本当ではないか。普通の店では売っていない地野菜などを紹介し、評判になるとか。関西に住むブロガー一人ひとりが目利きした地域密着の生活情報を提供し、クチコミで情報が伝播され関西にブームが起きることを期待している。また、関西には上方歌舞伎や文楽、産業、商業など全国に誇れるものが数多くある。そういった情報を発信し、関西最大の優良ブログコミュニティを介して拡げていくことで、受け手が興味を持てば盛り上がっていく。大げさにいえば関西経済圏の発展、関西の元気に貢献したい。地域外の人が一度行ってみたいと思えるような情報を発信して集客につなげ、関西とともに発展していきたいと思っている。■


関西どっとコム>>
 http://www.kansai.com/topMain.do
  



Columnカテゴリ検索
政治・外交
経済・経営
社会・生活
文化・文明
科学・技術
電力・エネルギー
関西
サイト内全文検索
バックナンバー
Insight時代を解くキーワード
Copyright (C) 2002-2008 KEPCO THE KANSAI ELECTRIC POWER CO., INC.