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「日本初の1ギガ接続サービスって?」

2005.07.01
かんでんジョイライフ 勝田達規・社長に訊いた。



ケイ・オプティコム総合経営本部
部長 南浮泰造



関西電力グループのケイ・オプティコムは、2005年7月から日本で初めて「1ギガ」(ベストエフォート型)の光ファイバーインターネット接続サービス(FTTH[Fiber To The Home]サービス)を戸建て向けに提供開始する。一体どのようなサービスなのか、今後どう展開していくのか──情報通信事業の展望も含め、ケイ・オプティコム総合経営本部の南浮(なんぶ)泰造部長に訊いた。

――「1ギガサービス」とは、どのようなサービスか?  //////////
同様の名称のサービスを、昨年後半、他社さんも始められたが、それは幹線部であるネットワーク部分が1ギガという構造。今回我々が出したのは、ネットワーク部分が1ギガであるだけでなく、幹線から分岐してお客さまの宅内のパソコンまでフルに1ギガで提供できるサービス。いわば「日本で初めて本物の1ギガを実現できるサービス」だ。

――他社に先駆けて提供できた要因は? //////////
ネットワークだけのギガでいいならもっと早く投入できたが、既存技術で手を打つのではなく、常に「本物志向」をめざす当社としてはやるなら本物のギガをやろうと、メーカー各社と技術検討を進めてきた。ただ、開発当初はギガを提供しても、お客さまの利用環境、パソコン自体の性能の問題もあったし、ギガ対応のチップの規格も揺れていた。昨年夏頃、世界的な技術標準も固まったので、いち早く取り入れ、我々の独自機能を織り込んで「本物の1ギガ」をつくったわけだ。いずれは他社さんも追随してくるだろうが、先行できたのはコンセプトがはっきりしていたからだ。

――なぜ1ギガ? //////////
100メガを出したときも、なぜ100メガがいるの? と言われた。確かに、キラーコンテンツもアプリケーションもなかったが、出してみると、お客さまご自身で新しい使い方を考えられる。大容量のファイル交換とか、ブログも単にテキストベースから動画ベース、あるいはビデオをつけたブログも出てきた。みなさん、100メガが出たことで、もっとうまく使いたいと自然と考えるようになる。だから、キャリア側が全てを提供するのではなく、お客さまと一緒に育ててもいいのではないか。敢えて今の段階でご提供することで、使い方を喚起して、広い意味でのFTTHの底上げ、市場の掘り起こしができたらと思う。

――どのようなお客さまを想定している?  //////////
まずは戸建てユーザーだ。マンションの場合、棟内設備の問題で、端末までギガをお届けするのは現状難しい。戸建てのお客さまの中でも、ヘビーユーザー層で、大きいファイルを交換されている方とか、ある程度の富裕層。100メガでもそう不便は感じないが、もっとストレスのない、サクサクした感じを得るために、数千円のプラス分を出せる層に拡がるのではないか。

――ギガを使うことで生活はどう変わる?  //////////
2005年4月からの実証試験で、モニターのお客さまからは、実感として、非常に速いとか、ストレスがないという声を随分いただいた。多分、少し郊外の店に行くのに、軽自動車に乗っても行けるけど、ワンランク、ツーランク上の車に乗った時の快適さみたいなもの。買う物は一緒かもしれないが、ストレスフリーの気持ちよさは、私たちなりの付加価値じゃないか。もちろんそれだけ速いので、現在は配信できない高精細なハイビジョン映像などをストレスなく見ることができる。現在の地上デジタル放送では、ハイビジョンは1.2ギガの映像を25メガ程度に圧縮して送っているが、ギガの光ファイバー回線であれば、そこまで圧縮しなくても、120メガ程度の圧縮度の少ない形で見ることができる。もう少し夢物語的に言うと、田舎に住む私の親戚なんて、体調が悪いとき、病人自身が車を運転して遠く離れた病院に通っている。インフラがネックになって不便を強いるのは、我々キャリアとして悔しい。家庭の中が1ギガ環境になれば、医療とか学習とか、生活をもっと直接的に豊かにするサービスが可能になる。

――通信インフラが1ギガになれば、生活はもっと豊かになる?  //////////
もちろん、通信インフラだけではだめで、早く次のステップ、生活そのものを豊かに便利にするサービスを開発し、提供していきたい。我々はインターネット接続サービスだけがサービスとは思っていない。FTTHは生活の基盤。電気と同様「光」もあって当たり前の「ライフライン」と位置づけ、グループ各社と連携して生活に密着した、生活を支える、あるいは変えていくサービスを提供したい。

――今回、サービスの名称を変えられたが?  //////////
お客さまには「ケイ・オプティコム」より「eo」(「e」=everybody,easy,enjoy 「o」=optical fiber ip network:誰でも安く簡単に楽しめる光ファイバー)というサービスブランドの方が浸透している。我々はインターネット、電話、放送のいわゆる「トリプルプレイ」のサービスを進めているが、それぞれ「eo」とはつきながら、バラバラの名称だった。ワンフレーズで我々のサービスを強く訴求し、認知度を高めていきたい。で、全て光の上にあるサービスなので、「eo光」を総称ブランドとして訴求することにした。インターネット接続サービスは「eo光ネット」、光IP電話サービスは「eo光電話」、光ケーブルテレビサービスは「eo光テレビ」と、「eo光」のトリプルプレイサービスを一括してお選びいただきたいと思っている。

――トリプルプレイでの他社との差別化ポイントは? //////////
トリプルプレイとして今は価格が一番の強み。我々は自分で光ファイバーを敷設しているため、NTTさんはともかく、それ以外の方々と比べると、借り物でなく、自前なので、価格は自分でコントロールできる。これがベースの強み。あとはそのFTTH上にいかに付加価値を乗せ、収益を確保していくかだ。

――通信事業全体の現状は?  //////////
2003年12月には、これまで法人系サービスをメインに活動してきたOMPと合併し、コンシューマーから法人までのフルラインナップが揃った。いよいよこれからだと考えている。当面は、最も市場拡大の期待できるブロードバンド市場、特にコンシューマー向けFTTHに注力していきたい。そのため2004年9月からは、マーケットのシェアリーダーを狙いFTTHの大幅な拡販戦略を行った。結果、それまでの数倍単位で申込をいただいているので、当初の狙いは大成功。実は全国のFTTH世帯普及率は4%程度だが、関西は5.8%。これは我々とNTTさんの熾烈な競争の相乗効果だ。今はNTTさんと比べ、FTTHの累積シェアで我々が約4割、月間増分は半分以上なので、拡販戦略は成功し、マーケットリーダーになりつつあると思う。

――お客さまはケイ・オプティコムの何を評価されている?  //////////
『日経クリック』という雑誌のユーザーアンケートによる「プロバイダランキング」で、我々は関西だけでのサービス事業者なのに、全国6位という評価をいただいた。これはプロバイダ事業のみをしている事業者も含めた評価であり、KDDIさんやヤフーさんなど、回線提供とプロバイダ事業の両方をやっている事業者としてはトップ。評価の一番はコストパフォーマンス。高度なサービスを安い料金で提供している点。それとユーザーサポートについても高い評価をいただいた。FTTHは、以前は熟練者が加入されたが、最近は初心者がいきなり加入され、パソコンの設定段階からきめ細かなサポートが必要になる。我々は初心者の加入を最初から想定して、ご加入時には映像により設定方法を確認いただけるようなCD-ROMをお渡しし、簡単に設定ができるようにも配慮しており、そのような点なども評価されたのではないか。

――企業イメージとしては?  //////////
お客さまからは、元気があって、何か新しいことをやってくれそうな会社、という期待の声をよく聞く。ギガサービスもいち早く開始するとか、光ファイバーを使った電話サービス「光電話」もNTTさんをはじめとする他社さんより先に始めた。それと、「関西電力」という名前を想起される方が意外と多い。NTTさんは信頼性はあるけど、ちょっとお役所的。ケイ・オプティコムは、自社の持つ先進感に加え、関西電力の信頼とかがプラスされ、微妙に良いポジションにいると理解している。

――今後の営業戦略は?  //////////
まずは「eo光」というブランドと1ギガサービスを、マーケットへ広く深く浸透させることに全力投球したい。そして、コストは当然低く抑え、ライフラインとしては信頼度の維持・向上を図っていく。あとは、新サービスをいかに早く投入できるか。よく「マーケットイン」というが、市場がある程度成熟すれば、マーケットインでお客さまの欲しいモノをつくればいいが、FTTH、ブロードバンドのように立ち上がりの段階では、むしろ「マーケットアウト」。お客さまの欲しいモノについて我々なりの仮説を多少強引にでも信じながら提供し、お客さまと一緒につくり込んでいくことも必要と考えている。そのための新しいサービス戦略を考える専任部隊も強化した。変化の激しい情報通信業界で、今、マーケットの舳先、船の先頭に立って、風が当たるのを感じている。この風を追い風に変え、黎明期から成熟期に向かう市場でトップシェアを狙うべく、経営も「ギガ」のスピードでやっていきたいと思っている。■


ケイ・オプティコム
 ホームページ http://www.k-opti.com/
  



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