使命の最前線

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原子力

原子力の信頼回復に全力で取り組む。

原子力事業本部では原子力発電所の運営・保守管理はもちろん、原子燃料や放射線の管理、技術研究開発などを担当。
福島第一原子力発電所事故以降、エネルギーセキュリティや地球温暖化対策に注力しながら、
今まで以上に高いレベルでの電力の安全・安定供給に挑んでいます。

原子力プラントの安全・安定運転を支えるために、自己研鑽に努める。

原子力プラントである、高浜発電所において主機運転員として日々業務に従事しています。原子力発電所は、原子炉で発生した熱を蒸気発生器に送り、そこで2次系と呼ばれる別系統の水に熱を伝えて大量の蒸気でタービンを回し発電します。このタービンや2次系機器の操作運転管理を行うのが、主機運転員の主な仕事になります。具体的には、設備の健全性確認や機器故障時の対応などをメインに、業務調整や依頼に基づく操作の検討・実施などが私の担当です。設備の維持管理は、タービン・原子炉・電気・計装・放射線化学などに分かれており、それぞれ専門的に業務を行っています。

プラントの安全・安定運転を行うには、熱力学や電気、化学など多方面の知識が必要です。そのために多くの研修や教育の場が設けられており、そのどれもが自分の成長に繋がるものだったと感じています。プラントをより深く理解するため、今私が目指しているのはエネルギー管理士や電気主任技術者、冷凍機械責任者などの資格取得です。それが発電室の一員としてプラントの安全・安定運転を守ることに繋がると思っています。主機運転員としての技量アップはもちろんのこと、原子炉制御員へのステップアップを目指していきたいと思っています。

原子力発電の安全を守り抜く その覚悟と決意は揺るがない。

安価な電気を安定的に供給できる原子力発電は、資源の乏しい日本になくてはならないベースロード電源です。私の仕事は、そんな原子力発電所の運転に欠かせない2次系設備を万全な状態に保つことです。冷却用の海水ポンプや主給水ポンプの点検工事、不具合箇所の修繕工事、部品の取替工事など、さまざまな工事の計画を立てて図面をつくり、着工後は現場管理にあたります。私が担当している2次系ポンプは、原子力発電所の安全に大きく関わります。保守管理の仕事を通じてポンプを健全な状態に保ち、トラブルを未然に防ぐことで電力の安定供給に貢献する。そんな使命感が、忙しい毎日を支える原動力になっています。

入社から数年が経ち、重要な仕事を任されることも多くなってきました。例えば今担当しているのは、再稼働に必要となる「新規制基準」に関するもので、新たに導入が義務づけられている大容量ポンプや放水砲の設置に関する調査検討を行っています。大飯発電所をより安全で、社会からもより信頼される発電所へと生まれ変わらせていくために、世界一厳しいとされる基準をクリアすべく全力で業務にあたっています。私たちのもとには、原子力発電の重要性を理解し、応援してくださる方の声も数多く寄せられます。その声を耳にするたび、私は自分の使命の大きさを痛感し、また新たな気持ちで現場へと向かいます。

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電気を安定してお届けするために