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工務・系統運用 工務・系統運用

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電力の安全・安定供給を支える

電力流通事業本部(工務・系統運用部門)は、「安全に安定した電気を低廉な価格でお客さまにお届けし続けることが使命」であり、関西全域の電力流通システムを総合的に計画・運用している。具体的には、①電力の供給信頼度とコストをバランスさせた電力流通システムの計画、②送電線・変電所などの電力流通設備および水力発電設備の工事の実施・管理、③設備の保全および設備の監視・操作などの運用、④各発電所や他電力からの供給電力と想定電力使用量を考慮した運用計画の立案、⑤電気の流れを絶え間なくコントロールする給電運用、⑥電力小売託送サービスなどを行っている。

設備の建設・維持にあたっては、安全に安定した電気を低廉にお届けするために、さまざまな新技術の開発・導入を積極的に進めている。また、国内で培った技術をベースに、海外事業などの新規事業にもフィールドを広げている。

給電運用を司る中央給電指令所
※写真は2020年3月以前のものです。2020年4月1日より、送配電事業は関西電力送配電株式会社が行っております。

500kV有人変電所・開閉所の遠隔制御化

これまで、500kVの変電所や開閉所は有人で運転を行っていましたが、近年の情報通信技術の高度化を踏まえ、新たな監視制御システムを構築し、遠隔制御による運転拠点の集約化を平成26年2月から順次行っている。このシステムにより、供給信頼度を維持しつつ、17箇所の運転拠点を最終的に3箇所にする予定である。今後も、安全に安定した電気を届けるために、変わり続けていく。

業務を通じたやりがい 業務を通じたやりがい

工務・系統運用部門は、国内外を問わず、電気の安定供給に直結した業務に携わることができることが大きな魅力です。
やりがいの一例を紹介します。

・電力流通の系統計画および工事実施
系統計画は、時代背景に即し、信頼度、コスト、将来性などを総合的に勘案して電力系統を計画する業務です。自らの計画により将来の電力系統という社会基盤がつくられることに大きなやりがいを感じます。また、工事実施の段階では、現地の諸条件や技術面、法令などのさまざまな制約の下、最適な設備となるよう設計を行います。工事が竣工して電気が流れたときには大きな達成感が得られます。

・中央給電指令所業務
中央給電指令所では、時々刻々と変化するお客さまの電気の使用量(需要)と電気の発電量(供給)がバランスするよう需要変動に合わせて発電量を調整しています。24時間安心して電気を使っていただくために、365日休むことなく電気の品質を維持しながら、電気をお届けしています。くらしに欠かせない電気の安定供給に直接貢献することができ、関西一円に電気を絶え間なくお届けすることにやりがいを感じます。

・海外事業
海外事業は国内開発で培った知見・ノウハウを積極的に活用し、電源開発などのプロジェクトを通じて、事業領域および収益の拡大を図っています。また、発展途上国の経済発展、電化率向上に貢献することができ、大きなやりがいを感じる業務です。海外プロジェクトのステークホルダーは多岐にわたり、時には協議が難航することもありますが、プロジェクト完工に向けて業務を進めていく経験は、海外事業でしか得ることができない非常に貴重なものです。

学生の皆さんへのメッセージ 学生の皆さんへのメッセージ

工務・系統運用部門では、「安全に安定した電気を低廉な価格でお客さまにお届けし続ける」という使命のもと、電力流通システムの計画・運用といった非常に幅広い業務を行っています。それぞれ業務は異なりますが、地域社会や経済活動の基盤である電力を支えているという強い使命感と誇りを持っています。

また、海外事業などの新規事業では、これまでの枠にとらわれることなく、大きなプロジェクトにチャレンジできます。

工務・系統運用部門は、強い使命感のある皆さん、チャレンジ精神旺盛な皆さんとともに歩んで行きたいと思います。

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