社員紹介

流通設備構築手段を連系希望者へ提案することが課題

お客さまにお届けする電気の品質を落とさず、低コストで流通設備を構築する手段の検討を系統解析の面から実施するのが私の仕事です。系統解析とは、電力系統に発生するさまざまな現象に対し、電気的制約(送電線熱容量・電圧安定性・周波数維持・同期安定性維持)を守り、品質のよい電気をお届けするための検討を言います。関西電力の電力系統へ電気的制約が発生した場合、対策を実施する必要があります。その対策として、送電線増強が一般的な手段ですが、用地交渉などをはじめ、対応すべき点が多岐にわたり、長工期・高コストとなります。そのため安全と品質を犠牲にしないことを前提に、送電線増強に比べ短工期・低コストなどの優位性がある流通設備構築手段を連系を希望される方へ提案することが現職場の課題であると考えています。

高品質かつ低コストで流通設備構築する手段の確立を果たす

課題解消の一つとしてパワーエレクトロニクスを応用したFACTS(Flexible AC Transmission Systems)機器に着目しています。FACTS機器は、その特性から電気的制約を解消する可能性があります。加えて、変電所構内に設置が可能であり、用地交渉が不要、かつ、送電線工事に比べて短工期・低コストにできる可能性があるため、新たな流通設備構築案として連系を希望される企業の方へ提案できると考えられます。その反面、FACTS機器に対する知見は少なく、多様な検討が必要とされています。今後、法的分離により発送電分離が進んだ事業形態でどのような課題があるか、またそれに対して取り組んでいくべきことは何かということを、関西電力の強み弱みを考えながら検討を実施し、品質を落とさず、低コストで流通設備構築する手段の確立を果たすことが今後の目標です。