使命の最前線

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工務 電力設備をいつもベストな状態に。

関西電力は、約12,800kmの送電線、約900カ所の変電所など、多種多様な電力設備を総動員して、電気をお客さまのもとへお届けしています。工務部門は、これら電力設備が常に良好なコンディションを維持できるようメンテナンスにあたるとともに、新たな設備の設置や取替を行うのが仕事。「電力の安全・安定供給を、この手で支える」との強い使命感を胸に秘め、昼夜分かたず業務に従事しています。工務部門ではまた、純国産エネルギーとして注目される水力発電設備も所管しています。莫大な量の水を扱う水力発電設備は、スケールもケタ違い。定期点検では、作業にあたるスタッフの誰もが、かつて一度も経験のない大きな達成感を手にできます。送電設備のメンテナンスでは、鉄塔や電線などの架空送電設備、管路と送電ケーブルなどの地中送電設備のメンテナンスを手がけます。数十年先まで残る送電線建設に携われば、次世代の社会インフラの構築に一役買う実感も得られます。変電設備は、変圧器や開閉器などの大型機器や、それらを保護・コントロールする監視装置類、更にはパワーエレクトロニクス技術を活用した変換装置など多岐に及ぶ電力機器が関係します。メンテナンスや設計業務を通じ、幅広いフィールドで活躍することができます。

電力の安定供給を貫く プロジェクトに託す思い。

関西電力では、電力の安定供給を守り続けていくため、既存設備の計画的な更新を押し進めています。送電部門にとって、10年ぶりとなる大型送電線改良プロジェクトもその取組みのひとつ。距離にして約20kmの区間にある約50基の鉄塔を建て替える更新工事を2013年8月にスタート。2017年5月の完成に向けて、工事は順調に進んでいます。計画段階から、新技術の導入や経済性に優れた工事設計、工法改善による安全性向上など多くの新機軸が打ち出され、獲得した知見とノウハウは今後の同種工事のための“バイブル”として受け継がれていきます。

工事にあたって関係者が最も頭を痛めたのは、福井県嶺南地方の厳しい気候です。この地方に吹く季節風は塩分を多く含むため、鉄塔や電線の腐食が早まり、冬場には雪や雷で電力設備が異常をきたす例が過去に相次いでいました。
その対策として、プロジェクトでは、長年のメンテナンスによる経験や研究開発から得た知見をもとに、防食性を長期間維持できる粉体塗装技術を鉄塔メーカーと共同開発しました。また電線は、塩分を含む海風がわずかなすき間から内部に侵入し、強度低下の原因をつくります。そこでマンガン合金の特殊コーティングで腐食を遅らせる技術を電線メーカーと共同開発し、長寿命化にメドをつけました。現地工事は、積雪による作業制約を受けますが、鉄塔組立や電線の架線、絶えず行き来するヘリコプター運搬など現地は活気で満ちており、安全第一で工事が進められています。
先人たちが築いてきた電力の安全・安定供給を維持し続けていくために、現場では関係者たちの奮闘が続いています。

電気を安定してお届けするために