01 電気を生み出す/火力発電所 フル稼働で安定供給を支える火力発電所

フル稼働で安定供給を支える火力発電所

北部は西播丘陵県立自然公園、南部の海岸は瀬戸内海国立公園と、海と山の自然に恵まれたまち、相生。毎年5月には、太鼓・ドラのリズムに合わせて、龍をかたどった32名乗りの船(ペーロン)で速さを競い合う「相生ペーロン祭」が盛大に開催され、播州地方に初夏の訪れを告げる風物詩として親しまれています。
 昭和57年に運転を開始した相生発電所は、「相生ペーロン祭」の会場となっている相生湾に面しており、タービン室本館の外壁には、活気あるペーロン競漕をイメージした壁画が描かれています。

関西電力では、東日本大震災以降、ベースロード電源として、それまで安定供給の中核を担ってきた原子力発電による発電量の減少を補完するための様々な取組みを行っています。
 例えば、発電所の定期点検時期や補修工程をきめ細かく調整して、特に需要の高まる夏季や冬季の運転をできるだけ継続させたり、計画的に長期停止していたプラントを一部再稼動させたりするなど、設備を最大限活用しています。

相生発電所は、貯蔵や運搬が容易で、調達の柔軟性に優れる石油(原油、重油)を燃料としており、日々の需要変動に応じて速やかに稼動・停止ができる発電所として、電力需要の調整役を担っています。また、昼夜の需要変動を調整するために、1日2回起動停止するなど、柔軟な運転を行っています。
 震災以降、安定供給に対する役割がますます大きくなっており、震災前の平成22年度には160回/年だった起動回数が、平成23年度には約4倍の644回/年に、平成24年度には運転開始以来最高の724回/年にまで増加するなど、稼働率の高い状況が続いています。

このような予断を許さない状況の下、供給力確保に向けていかなるときでも安全かつ安定して発電を行えるよう、中央制御室にて24時間体制で発電設備を運転・監視するとともに、当社・協力会社が一丸となって、巨大な重原油タンクから手のひらサイズの小さな部品にいたるまで、異常の兆候がないか綿密に巡視点検を行っています。

発電所は生まれ変われる!?~燃料調達の柔軟性・経済性のさらなる向上を目指して~

相生発電所では、平成28年度から、現行の重油、原油に加えて天然ガスも利用できるように、ボイラ等の一部改造等の工事を進めています。
 これは、石油と比較して安価で燃焼時のCO排出量や窒素酸化物も少ない天然ガスを利用することで、経済性と環境性に優れた発電所の実現を目指しているものです。

既存の火力発電所をよりいっそう有効に活用していくため、当社は引き続き、発電所の高効率化や、燃料調達の柔軟性・経済性のさらなる向上に取り組んでまいります。

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電気をお届けするステップ 01.電気を生み出す 火力発電所