一意専心 関西電力の安全DNA

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動作一つひとつの意味を理解し、実践する 我孫子電力所 杉浦

安全文化。それは関西電力において、一人ひとりが常に安全を心がけることによって、先輩から後輩へと、脈々と受け継がれてきた精神であり風土です。これまでも、そしてこれからも形成され続ける安全文化―。この安全文化を守り続ける関電マンの「安全への想い」に迫ります。

我孫子電力所の杉浦は、1986年の入社以降、30年にわたって制御部門一筋に歩んできました。
制御部門は、送配電線を流れる電気をコントロールする設備を所管しています。とりわけ、落雷や暴風等により送電線や配電線に事故が発生したときは、自動で事故箇所を切り離し、お客さま設備への悪影響や当社設備への損傷を最小限にとどめることが求められます。
コンピューター技術や通信技術の急速な発展に伴い、作業の遠隔化、小規模変電所の無人化など、周辺環境が目まぐるしく変化を遂げてきた制御部門において、変わらぬ使命を抱きながらひたむきに安全を追求してきた杉浦の想いに迫ります。

動作一つひとつの意味を理解し、実践する

杉浦が所属する我孫子電力所は、「なんば」「阿倍野」といった大阪の中心部や、"歯ブラシからロケットまで作れないものはない"と言われるモノづくりのまち「東大阪市」など、大阪の東部・南部エリアを管轄しています。管内の変電所の数はなんと約100箇所もあり、そのほとんどが無人化されています。
杉浦らは、日々それらの変電所に足を運び、制御設備の点検や改修を行っています。

「昔と比べて技術が進歩し、これまで人の手によって行われてきた計算や指令を、コンピューターが一瞬で行ってくれるようになったため、効率よく業務が進められるようになりました。
しかし、設備を適切な状態にメンテナンスできていても、私たちの指示や操作が誤っていれば、大きな事故に繋がってしまうこともあります。これは昔も今も変わりません。
こうした落とし穴に十分留意し、現場では、今から行う動作にどんな意味があるのかを立ち止まって自問自答した上で、一つひとつの作業を行うよう心掛けています」

長年にわたり制御設備の保全業務に従事してきた杉浦は、2015年に社内の「専門技術・技能者」の認定を受けました。
「専門技術・技能者」とは、“高度な技術力・技能を持ち、これを後進に伝える熱意や指導力を備えた社員”と認定された者に与えられる称号のことで、杉浦の豊富な設備知識や現場作業における的確な指示・指導の実績が評価されました。
杉浦は、この認定を受け、あらためて自らを振り返り、技術継承にかける想いを新たにしたといいます。

「後輩たちには『どんな現場であっても絶対に災害を起こさない。起こさせない』という強い気持ちを持ってもらいたいと思っており、指導においては"基本ルール"の遵守を徹底しています。
現場では様々なことが起こり、特に緊急時には普段とは異なるとっさの対応等も求められますが、先人たちの教訓の集大成とも言える"基本"なくして、"応用"は実践できません。
ルール自体を押し付けるのではなく、そのルールの作られた背景を一緒に考えるとともに、疑似体験研修などを通して、必要性をその身をもって理解してもらうよう工夫しています」

災害を未然に防止する"意識的"行動

杉浦の「私の安全行動宣言」には「確認し納得してから行動する」と記されています。

「日々の業務では、いくつもの変電所を回っており、似たような作業を繰り返すこともあります。同じような作業に慣れてくると、なんとなく無意識に行動してしまいがちですが、そこに落とし穴があると考えています。たとえば、停止中のメンテナンスする設備の隣に、メーカーも型番も全く同じ設備が運転中の状態で並んでいると、「勘違い」や「思い込み」により重大な災害を引き起こしかねません。
煩わしく感じても、"基本ルール"を遵守の上で一つひとつの作業を行い、少しでも違和感を感じたら一度立ち止まり、納得するまで確認する。この積み重ねこそが、災害を未然に防止する唯一の方法であると考えています」

安全を追い求める杉浦のあくなき挑戦は、今日も続きます。

複数の画面を同時に確認する杉浦
巨大な設備が立ち並ぶ変電所
変電所内部の様子
「専門技術・技能者」の認定証
後輩社員への技術指導を行う杉浦
変電所内の電源喪失を想定した訓練の様子
杉浦のコンダクトカード

杉浦のコンダクトカード

関西電力の全従業員は常に「コンダクトカード」という安全行動宣言とCSR行動宣言を記したカードを持ち歩いています。これは各個人が年に一度安全に対する目標をたてるもので、杉浦は「確認し納得してから行動する」という目標を立てています。

2016年3月31日掲載

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