原子力発電について
原子力発電の概要

放射性物質を扱っている区域から出る廃棄物を「放射性廃棄物」として管理しています。これら廃棄物は、人間の生活環境に影響がないように、廃棄物の種類と放射性物質の濃度に応じて適切な処分を行います。

 

低レベル放射性廃棄物と高レベル放射性廃棄物の違い

放射性廃棄物とは、放射性廃棄物は、原子力発電所の運転などにともない発生する放射能レベルの低い「低レベル放射性廃棄物」と、使用済燃料の再処理にともない再利用できないものとして残る放射能レベルが高い「高レベル放射性廃棄物」とに大別されます。

 

原子力発電所から出る、紙や布といった雑固体廃棄物や液体廃棄物などの低レベルの放射性廃棄物は、ドラム缶に密閉され、青森県六ケ所村にある低レベル放射性廃棄物埋設センターに運ばれて、埋設処分されます。

低レベル放射性廃棄物の処理・処分

使用済燃料(リサイクル燃料)を再処理する過程において、ウランやプルトニウムを回収したあとに残る高レベル放射性廃棄物。将来においても人間や自然環境に影響を及ぼさないよう、私たちの生活環境から長期間にわたり隔離する必要があるため、地下300mより深い適切な条件を持つ地層に多重バリアシステムを構築して埋設する「地層処分」が行われる予定です。

諸外国と日本の地層処分の進捗状況

フィンランド、スウェーデンでは、処分場建設地がほぼ決まり、建設に向けた審査や準備が進んでおり、それぞれ2020年頃、2025年頃から処分開始予定となっています。原子力大国のフランスでは、ムーズとオート・マルヌの境のビュール地下研究所近傍が候補地として挙げられており、詳細な調査が進められています。世界最大の原子力発電所保有国のアメリカでは、処分地が「ユッカマウンテン」と決定していましたが、政権交代により中止の方針となり、バックエンド対策の代替案が検討され、スケジュールを中心とした戦略が示されました。

日本においては、処分実施主体であるNUMO(原子力発電環境整備機構)により、全国の市町村を対象に処分地の公募が行われていますが、処分候補地はまだ決まっておりません。今後は、国やNUMO、電気事業者が一体となり、より一層踏み込んだ取組が必要とされており、現在(H25年11月現在)、国において処分制度の見直しに向けた議論が進められています。当社も国内における地層処分の実現に向けて積極的に取組んでいきます。

諸外国と日本の地層処分の進捗状況
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