2005年8月9日
8月9日「安全の誓い」の日


 弊社は、全社員が美浜発電所3号機事故の反省と教訓を心にとどめ、「二度とこのような事故を起こしてはならない」という決意を新たにするため、安全を永遠に誓う日として、8月9日を「安全の誓い」の日と定めました。
 8月9日、社長・森詳介は、美浜発電所構内の「安全の誓い」の石碑の前で、全社を代表して、改めて安全を誓いました。事故が発生した15時22分、全職場で、全役員全社員が一斉に黙祷を捧げ、亡くなられた方々のご冥福と重傷を負われた方々の一日も早いご快復を心からお祈りいたしました。
 引き続いて、社長・森詳介は、社員に対して「我々は、被災された方の痛みや苦しみ、ご遺族やご家族の方々の悲しみや悔しさをこれからも深く胸に刻み、原子力はもとより、すべての事業活動において、それぞれの業務を着実に遂行し、職場の安全はもちろんのこと公衆安全についても、日々の安全を一つひとつ積み上げていかなければならない。これからも日々、安全を最優先に信頼回復に向けて全力を尽くし、『二度と事故を起こしてはならない』『安全をしっかりと確保していくのだ』との決意を新たにしていきたい」と述べました
石碑の前で「安全の誓い」を宣言する社長・森詳介(8月9日)
石碑の前で「安全の誓い」を
宣言する社長・森詳介(8月9日)
各職場で行われた黙祷の様子(8月9日)
各職場で行われた黙祷の様子(8月9日)
社員への訓示を行う社長・森詳介(8月9日)
社員への訓示を行う社長・森詳介(8月9日)
社長・森詳介の訓示に聞き入る社員(8月9日)
社長・森詳介の訓示に聞き入る社員(8月9日)
■社長・森詳介が宣言した「安全の誓い」

安全の誓い(平成17年8月9日)

 当社は、昨年8月9日、美浜発電所3号機において、5名もの方が尊いお命を亡くされ、6名の方が重傷を負われるという重大な事故を発生させ、社会からの信頼を大きく損なってしまいました。
 亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、重傷を負われた方々の一日も早いご快復を願っております。

 もとより、当社および当社グループの事業は、地域やお客さまをはじめ社会の皆さまから信頼を賜ってこそ成り立つものであります。

 当社は、二度とこのような事故を起こしてはならないとの決意を新たにして、今後とも被災者やご遺族のお気持ちを決して忘れることなく、すべての事業活動において、日々の業務を着実に遂行し、職場の安全はもちろんのこと公衆の安全についても、実績を一つひとつ積み重ねていかなければなりません。

 そのため、本日、8月9日を「安全の誓い」の日と定め、全役員および全従業員が、「安全を守る。それは私の使命、我が社の使命」との宣言のもと、安全を最優先に、一丸となって、信頼回復に向けて全力を尽くすことを誓います。

平成17年8月9日
関西電力株式会社
社長 森 詳介




閉じる