環境庁(現環境省)報告書(1992.3)

電磁環境に関する調査研究

電磁環境に関する調査研究報告書(1992年3月)

環境庁(現環境省)では、1991年度に極低周波電磁界の健康影響を解明するため、(財)日本環境協会に委託し、医学・工学の学識者8名からなる調査研究委員会(委員長:布施正・東京都立大学名誉教授)を発足させ、生体作用に関する研究論文(約250編)を収集し、知見の整理・評価を行うとともに、生活環境における電磁界の大きさを実測するなどして、総合的な調査研究を実施。

結論

  • 01.WHOの環境保健基準35,69の内容を超える資料はない。
  • 02.生活環境での電磁界の実測値は、IRPA暫定ガイドラインの限界値以下。
  • 03.電磁界に関する疫学研究だけでは生体影響の有無の結論は出せそうになく、今後動物を使った実験的研究が必要。

電磁界に対する専門機関の評価など 一覧