電磁波ってなぁに?

娘

送電線から電磁波を浴びないようにすることは出来ませんか?

 

博士

送電線からの電磁波を0(ゼロ)にすることは出来ませんが、離れることで急激に小さくなるため、生活する環境では、健康に影響がないレベルにまで小さくなっています。


送電線からの電磁波をなくすことはできません。また、特殊な金属で家全体を完全に覆えば、送電線など外部からの電磁波を浴びないようにすることは可能ですが、現実的ではありません。

しかし、電磁波には距離が離れれば急激に小さくなるという性質があります。送電線は高い位置に架線されているため、私たちが生活する環境では、国際的ガイドライン(50、60ヘルツで200マイクロテスラ)よりも小さいレベルになっています。

<参考>
磁界レベルの分布図の一例を示します。送電線から離れるほど磁界レベルは小さくなります。磁界の大きさは、電流の大きさや、電線の位置などによって変化します。

送電線周辺における磁界の測定値
(電気事業連合会 調べ)
【測定結果】
○送電線周辺の磁界の強さ(測定値)は、国の定める規制値200マイクロテスラに対して、最大でも約7マイクロテスラ(規制値の約1/25)です。
○送電線から離れるに従い、磁界は弱くなっています。
【測定概要】
(1)目的
  • 送電線周辺の磁界の強さ(磁束密度)が、国の定める「電気設備に関する技術基準を定める省令」の規制値(200マイクロテスラ)に対してどの位の強さなのかを確認するために、磁界の強さを測定しました。
(2)測定時期
  • 平成24~28年(各年の7~9月)
    ※平成25年は、全国的な調査を実施しておりません。
(3)測定場所
  • 全国の517地点で、1,693箇所を測定しました。
(4)測定方法
  • 「電気設備の技術基準の解釈」に従い、日本工業規格JIS C 1910:2004に準拠した磁界測定器を使用し、地面から1mの高さを測定しました。
※鉄塔写真はイメージです。実際の測定場所とは関係ありません。

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娘

鉄塔が大きいほど、発生する電磁波も大きいのですか?

 

 

博士

送電線から発生する電磁波は、鉄塔の大きさには関係しません。


送電鉄塔は、送電線を上空に支える設備です。よって、送電鉄塔そのものから電磁波が発生することはありません。 送電鉄塔は、送電線の数量や周囲の地形、使用電圧などによって形状、高さなどの構造が決定されます。

しかし、電磁波は電圧の大きさではなく、電流の大きさに関係するため、送電鉄塔が大きいからといって、一概に電磁波も大きいということではありません。

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娘

電柱の上にある円筒状のものは何ですか? そこからも電磁波は出ていますか?

 

 

博士

柱上変圧器といって、各家庭に電気を送るために、電圧を変更する装置です。
変圧器から発生する電磁波は、国際的なガイドラインの値に比べて十分に小さいものです。


柱上変圧器は、主に配電線の電圧(主に 6,600 ボルト)を、家庭や事務所等で使用する電圧(100 または 200 ボルト)に変更する(変圧と言う)ために用いられています。

電柱の上に設置されている変圧器から発生する電磁波は、電線(配電線)から発生する電磁波と合わせても1.13マイクロテスラ程度で、国際的なガイドラインの値(200マイクロテスラ)よりもずっと小さくなっています。

※参考:原子力安全・保安部会電力安全小委員会:
電力設備電磁界対策ワーキンググループ報告書より
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1003665/www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g80630b06j.pdf

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娘

送電線を地中化したら、電磁波は出なくなりますか?

 

 

博士

いいえ,送電線を地中に埋めても電磁波を閉じ込めることはできないため、一概に磁界レベルが小さくなるわけではありません。


送電線を地中化しても、電磁波を閉じ込めることは出来ませんが、地中化する際に複数の電線をコンパクトに設置することによって、磁界の打消し効果が期待できます。

しかし、地表付近の磁界レベルを考慮した場合には地中化された送電線との距離が近くなる可能があり、一概に磁界レベルが小さくなるとはいえません。

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娘

関西電力では、電力設備から発生する電磁波について、どのような取組みをしていますか?

 

 

博士

電力設備から発生する電磁波による健康への影響に関する国内外の最新情報を収集・提供し、要望に応じて、電磁波の測定を行うなど、お客さまの不安を軽減に努めています。


電力設備からの電磁波について、関西電力では以下のことに取り組んでいます。

<電磁波に関する情報の収集>

世界中で行われている研究の内容や結果、あるいは、電磁波に関する専門機関の活動や評価について、最新の情報を収集しています。

<電磁波に関する研究(細胞実験)>

細胞中にある「がん遺伝子」が、電磁波によって、増えたり、活性化したりすることがあるかどうか、実験を行い、生活環境よりも遥かに大きい(実験では500マイクロテスラ以下)電磁波でも、細胞のがん遺伝子の発現に影響を及ぼすことはないことを確認しました。

※がん遺伝子:がんを発生や促進に関係すると考えられている遺伝子のこと

<コミュニケーション>

情報収集や研究を通じて得た情報を、ホームページなどを通じてお客さまに発信しています。

<電磁波測定>

ご要望に応じて、送電線など関西電力の設備から発生する電磁波の測定を無料で実施しております。

ご希望のお客様は、お客さまのお名前、ご住所、お電話番号(平日の昼間に連絡可能な番号)、電磁界の測定を希望される場所とともに、以下からお問合せ下さい。最寄の事業所から、お客さまと日程などを調整させていただいた上で、電磁界の測定を実施させていただきます。

<お問い合わせ入力ホームへ>

<注意事項>

  • 対象設備が当社設備でない場合は、測定しかねます。

  • 測定場所の所有者に磁界測定を実施する旨、事前承諾を得ていただく必要があります。

  • 磁界測定は、基本的に平日の就業時間内となります。

リンク:電磁波による健康影響に関する関西電力の見解

エネルギー