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かんでんトピックス

かんでんトピックス 知っているようで知らない放射線のこと

実は身の回りにある放射線。知っているようで知らない放射線のことを分かりやすくご説明します。

Q1:「放射線」ってなに? A:「放射線」は、放射性物質から放出される粒子や電磁波のことです。

放射線を出すものを「放射性物質」、放射線を出す能力を「放射能」といいます。放射線を出す能力や人体への影響など、表すものによって単位は異なります。

懐中電灯に例えると、光=放射線 光を出す能力=放射能 懐中電灯=放射性物質にあたります。

Q2:日常生活で放射線を受けることはあるの? A:私たちは普段から大地や宇宙、空気など、さまざまなものから放射線を受けています。

日常生活での放射線イメージ 食物中の放射能量(日本)(単位:ベクレル/kg)

また、野菜や魚などの食物にももともと放射性物質が含まれており、それらを食べることで私たちの体内にも取り込まれています。

Q3:放射線はどんなところで使われているの? A:医療現場や農業など、日常生活のいろいろなところで使われ、役に立っています。

放射線は、技術の進歩により、人工的につくり出すことができるようになり、医療をはじめ農業、工業など幅広い分野で活用され、私たちの生活に欠かせないものとなっています。

放射線イメージ

Q4:放射線を受けたら、人体に影響はあるの? A:日常生活で受けるような100mSv以下の放射線では、人体への影響は確認されていません。

人体への影響は放射線の量によって決まるため、不必要な放射線はなるべく受けないようにすることが望ましいです。

日常生活と放射線イメージ

Q5:原子力発電所から放射線や放射性物質は出ているの? A:原子力発電所では、5重の壁で放射線を建物の中に閉じ込めており、発電所からの放出実績は自然界から受ける放射線量の2,100分の1未満(年間)です。また、原子力発電所周辺の放射線量を常に測定・監視し、国の目標値以下に抑えるよう管理しています。

原子力発電所では、ウラン燃料の核分裂に伴い発生する放射性物質を「ペレット」「被覆管」「原子炉容器」「原子炉格納容器」「外部遮へい壁」の5重の壁で建物の中に閉じ込めています。また、発電所周辺にモニタリングステーションとモニタリングポストを複数設置しており、大気中の放射線量を24時間監視し、測定結果をホームページなどで公開しています。さらに発電所周辺の土や水、農作物や魚介類に関しても分析・調査し、周辺環境への影響も確認しています。

放射線イメージ

原子力発電所周辺の測定結果はコチラ

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