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2015年6月10日
関西電力株式会社

姫路第二発電所 蒸気タービンの不具合に伴う応急対策工事の実施について

 姫路第二発電所3号機(定格出力:48.65万kW)は、通常運転中の5月9日午前11時30分、蒸気タービンの振動が通常運転時よりも大きくなったことから、自動停止しました。また、姫路第二発電所5号機(定格出力:48.65万kW)についても、通常運転中の6月1日午後1時4分、同様の事象により自動停止しました。

[平成27年5月9日6月1日 お知らせ済み]

 その後、3号機と5号機の当該設備について調査を実施した結果、両機ともに蒸気タービン最終段動翼※1の一部に折損を確認しました。また、その破片の衝突により、他の部品が損傷していることを確認しましたが、その他の異常はありませんでした。これらのことから、原因箇所を当該動翼と特定し、当該動翼の一部が折損したことにより蒸気タービンのバランスが崩れ、振動が発生して自動停止に至ったものと判断しました。このため、型式が同じである姫路第二発電所1号機から6号機の全号機について、同様のトラブルを未然に防止するために、応急対策工事を実施することとし、工事計画届出書を国に提出し、本日、承認を受けました。
 具体的には、原因箇所である当該動翼を取り外し、圧力プレート※2を設置する応急対策工事を6月11日から8月上旬にかけて、順次実施します。なお、工事後は圧力プレートの設置により発電効率が下がることから、7、8月は出力を各々41.2万kW※3程度にて運転する予定です。

 本件により、今夏の姫路第二発電所の供給力は、7月で94万kW程度、8月で58万kW、9月で39万kW程度低下しますが、中西日本の電力会社から追加で応援融通を受電すること等により、予備率は電力の供給に最低限必要とされている3%を確保できる見通しです。この状況も踏まえ、当社管内のお客さまにおかれましては、あらためて着実な節電・省エネにご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 さらに、発電所のトラブルなど、不測の事態により、電力需給のひっ迫が予想される場合には、お客さまのご健康に影響を与えない範囲、ライフライン機能等の維持や生産活動に支障のない範囲で、可能な限りの節電にご協力いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。

 当社としては、安全最優先で応急対策工事を速やかに実施し、当該動翼が一部折損した原因の究明および恒久的な対策の実施に取り組むとともに、電力の安定供給に向けて、設備の異常兆候の早期発見や早期復旧に努め、デマンドレスポンスをはじめとした需要抑制の取組みを継続して進めるなど、需給両面の対策に万全を期してまいります。

※1
ボイラから供給された蒸気によりタービンを駆動(回転)させるための翼であり、今回、3、5号機共に高圧側から数えて28段目の最終段動翼の一部に折損を確認した。
※2
取り外した最終段動翼の代わりに設置する鋼製の板で、タービン翼がある場合と同等の蒸気の圧力降下を発生させるとともに、気流の流れを元の状態に整えるために多数の穴が開けられている。圧力プレートは蒸気を受けてもタービンを回す力を出さないため、タービン翼を設置している元の状態と比べて発電効率が低下する。
※3
7、8月は気温が高いため、発電効率が低下することから42.8万kWの出力を見込んでいる。圧力プレートを設置することによりさらに1.6万kW出力が低下するため、41.2万kW程度の出力となる。
<姫路第二発電所の概要>
  既設5号機 既設6号機 1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機
運転開始 昭和48年
10月
昭和48年
11月
平成25年
8月
平成25年
11月
平成26年
3月
平成26年
7月
平成26年
9月
平成27年
3月
定格出力 60万kW 60万kW 48.65万kW
(46万kW)
48.65万kW
(46万kW)
48.65万kW
(46万kW)
48.65万kW
(46万kW)
48.65万kW
(46万kW)
48.65万kW
(46万kW)

※()内の数値は、応急対策工事後の定格出力

所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿常盤町しかまくめがときわちょう
燃料:天然ガス

以 上