プレスリリース

2013年8月30日
関西電力株式会社

姫路第二発電所6号機 空気予熱器の軸受損傷疑いに関する点検結果について

 姫路第二発電所6号機(定格出力:60万kW)は、運転中の8月25日23時頃、空気予熱器※1の軸受温度の上昇を示す警報が発信されたことから、軸受の潤滑油系統の点検を行いました。その結果、潤滑油系統フィルターに金属粉の付着を確認したことから、軸受損傷が疑われたため、8月26日9時26分に運転を停止いたしました。

8月26日お知らせ済み]

 その後、該当する空気予熱器の軸受を点検した結果、長期間使用したことにより、軸受ガイド※2を押さえているボルトの締め付け力が低下し折損したことで、ガイドと主軸が滑り、摩擦により金属粉が発生したものと推定しました。

 そのため、軸受に供給している潤滑油を新しいものに取替えるとともに、ボルトを新たなものに取替えました。

 なお、その他類似箇所の点検を行った結果、設備の健全性が確認されたため、8月30日19時頃より起動操作を開始し、8月31日には、通常運転を開始する予定です。

※1 空気予熱器・・・
ボイラの熱効率を高めるために燃焼用の空気をボイラに送り込む前に加熱する装置。
※2 軸受ガイド・・・
主軸を保護するために主軸に固定している外筒のような部材。
<姫路第二発電所の概要>
  4号機 5号機 6号機
運転開始 昭和43年3月 昭和48年10月 昭和48年11月
定格出力 45万kW 60万kW 60万kW
所在地:兵庫県姫路市飾磨区妻鹿常盤町しかまくめがときわちょう
燃料:天然ガス

以 上

<添付資料>

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