プレスリリース

2013年7月1日
関西電力株式会社

大飯発電所敷地内南側におけるトレンチ調査の状況について(速報)

 当社は、平成24年8月以降、大飯発電所敷地内において、破砕帯の活動性等について調査および評価を行っております。また、平成25年3月28日には、敷地内の南側において、追加して掘削するトレンチ(以下「南側トレンチ」)の位置、大きさおよび調査工程を記載した調査計画書を原子力規制委員会に提出しました。

平成25年3月28日 お知らせ済み]

 その後、6月23日までに南側トレンチの掘削作業を終え、現在、詳細な地質の観察・評価を実施しているところですが、現時点で、トレンチの底盤において複数の破砕帯を確認するとともに、そのうちの一つがF−6破砕帯の走向・傾斜と一致していることを確認しました。この破砕帯がF−6破砕帯であることを確定させるために今後、詳細に評価を進めてまいりますが、当社としては今回、南側トレンチ内でF−6破砕帯が確認できたと考えています。
 また、これらの破砕帯については、いずれも上位の堆積層に変位・変形を与えておらず、上位の堆積層中にある火山灰を分析したところ、約23万年前の火山灰等を確認したことから、少なくともこれらの破砕帯は後期更新世以降(約12〜13万年前以降)には活動していないと考えています。

 当社は今後、今回確認した破砕帯の評価を早急に実施し、F−6破砕帯が活断層でないことを、原子力規制委員会に対してご説明してまいります。

以 上

<添付資料>

プレスリリース