プレスリリース

2013年1月17日
関西電力株式会社

美浜発電所におけるWANOピアレビューの実施について

 当社は、福島第一発電所事故以降、原子力発電所の緊急安全対策を速やかに実施し、現在、更なる安全性・信頼性向上のための対策に取り組んでいます。

 この度、原子力発電所のより一層の安全性・信頼性向上を図ることを目的に、本日から2月1日にかけて、美浜発電所において世界原子力発電事業者協会(WANO)によるピアレビューを受けます。

 WANOピアレビューは、世界の原子力専門家からなる専門チームが、「運転」「保修」「放射線防護」等の分野について、現場作業の観察やインタビューなどを通じ、他の発電所の参考となるような取組みや、世界の最高水準と比較して更に改善できるところについて事業者と議論を交わすことで、原子力発電所の安全性や信頼性をより向上させることを目的としています。

 なお、今回のピアレビューは、台湾、仏国、ハンガリー、韓国、日本から合計20名の原子力専門家が参加し実施されます。

 当社は、ピアレビューで得られる結果を今後の原子力発電所の更なる安全性・信頼性向上のための自主的・継続的な改善活動に活かし、世界最高水準の安全性を達成すべく、原子力の信頼回復に向けて取り組んでまいります。

以 上

※ 世界原子力発電事業者協会(World Association of Nuclear Operators)
 1986年に発生した旧ソ連チェルノブイリ原子力発電所の事故を契機に、1989年5月に世界の原子力発電事業者により設立された民間組織。原子力発電所の安全性と信頼性を最大限に向上させることを使命とし、ピアレビュー活動、故障・トラブル事象の情報交換など発電所に対する支援活動を行っている。
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