プレスリリース

2011年7月7日
関西電力株式会社

原子力発電所の外部電源の信頼性確保に係る開閉所等の地震影響評価結果報告書(中間報告)の提出について

 当社は、平成23年6月7日に、原子力安全・保安院から、地震による東京電力福島第一原子力発電所内の開閉所における遮断器等の損傷に関し、当社原子力発電所の開閉所等の地震対策について指示を受け、原子力発電所の開閉所および変圧器の地震影響について分析、評価を行い、その結果を取りまとめ、本日、原子力安全・保安院に報告書を提出しました。

 今後、東京電力において、遮断器等の損傷についての詳細評価が予定されており、その評価結果に基づく新たな知見が得られた場合は、反映すべきものがないか判断し、最終報告を行う予定です。

以 上

【平成23年6月7日付 原子力安全・保安院からの指示概要】
  東京電力から5月23日に受けた報告によると、福島第一発電所内の開閉所における同発電所第1号機及び第2号機に係る遮断器等が、地震によって損傷を受けたとされている。
 これらの評価及び報告を踏まえ、外部電源の信頼性を確保する観点から、当院は、一般電気事業者等に対して、下記の事項について実施することを求める。また、 その実施状況について、平成23年7月7日までに当院に報告することを求める。
(1)平成23年東北地方太平洋沖地震により東京電力株式会社福島第一原子力発電所において観測された地震観測記録の分析結果を踏まえ、一般電気事業者等の原子力発電所等において開閉所等の電気設備が機能不全となる倒壊、損傷等が発生する可能性についての影響評価。
なお、この評価に当たっては、基準とする開閉所等に係る地表面における地震力を各原子力発電所等において設定し、電気設備に生ずる応力を解析により求め、当該電気設備の構造強度との比較により評価を行うこと。
(2)上記(1)において機能不全となる倒壊、損傷等が発生する可能性があると評価された場合、当該設備に対する地震対策の策定
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