プレスリリース

2011年1月15日
関西電力株式会社

大飯発電所1号機原子炉格納容器での火災報知器の発報について

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力117.5万キロワット、定格熱出力342.3万キロワット)は、第24回定期検査中(12月10日開始)のところ、本日10時54分、原子炉格納容器EL19mアキュームレータ室*上部において耐震サポートの補強作業に伴う溶接作業をおこなっていたところ、火災報知器が発報しました。

 10時50分頃、階下のEL15mで作業をしていた協力会社作業員が焦げた匂いに気づき、周囲を確認したところ、格納容器側壁の隙間を埋めているゴム製のシール材が焦げているのを確認したことから、直ちに消火器を用いて消火しました。
 また、火災報知器発報に伴い、当社社員が11時08分に119番通報を行いました。

 その後、消防署員による現場確認の結果、13時30分に鎮火が確認され、15時55分に火災であったと判断されました。

 火災原因については、調査中です。

 なお、本件において負傷者は発生しておらず、周辺設備への延焼もなく、また、環境への放射能の影響もありませんでした。

* アキュームレータ室
  非常用炉心冷却系の一部として、事故時において炉心を冷却するためのほう酸水が貯蔵されたタンクが設置されている室

以 上

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