プレスリリース

2011年1月7日
関西電力株式会社

原子力発電所の運営状況について

 当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。

1.運転状況について(平成23年1月6日現在)
発電所 電気
出力
(kW)
運転状況 備  考
美 浜
発電所
1号機 34.0万 第25回 定期検査中
H22年11月24日〜H23年4月下旬予定
 
2号機 50.0万 運転中
  • ○格納容器循環空調装置冷却コイル冷却水出口弁他の予防保全取替作業に伴う待機除外について
    詳細は2(3)のとおり
    【新規お知らせ】
3号機 82.6万 運転中  
高 浜
発電所
1号機 82.6万 運転中  
2号機 82.6万 運転中  
3号機 87.0万 第20回 定期検査中
H22年10月13日〜H23年1月下旬予定
(調整運転中)
 
4号機 87.0万 運転中  
大 飯
発電所
1号機 117.5万 第24回 定期検査中
H22年12月10日〜H23年4月上旬予定
 
2号機 117.5万 運転中  
3号機 118.0万 運転中  
4号機 118.0万 運転中  
  • *定期検査中のプラントについては、定期検査開始〜本格運転再開予定時期を記載。

2.トラブル等情報について

(1)法令に基づき国に報告する事象(安全協定の異常時報告事象にも該当する事象)

なし

(2)安全協定の異常時報告事象

なし

(3)保全品質情報等

<工学的安全施設※1の予防保全作業>
 工学的安全施設を、保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業※2のために、一時的に待機除外※3とした場合は、工学的安全施設の予防保全作業としてお知らせする事象。

※1:工学的安全施設
原子炉施設の破損、故障等に起因して原子炉内の燃料の破損等による多量の放射性物質の放散の可能性がある場合に、これらを抑制又は防止するための機能を備えている施設で、非常用炉心冷却設備などがある。
※2:保安規定に基づく予防保全を目的とした点検・保修作業
故障、損傷等のない設備の機能確認試験や消耗品の交換、清掃、手入れ等の点検・保修作業。
※3:待機除外
通常、いつでも起動できる状態(待機状態)にある機器を、点検・保修のために隔離し、起動できない状態とすること。
発電所名  美浜発電所2号機 発 生 日 平成22年12月7日、20日、21日
件  名 格納容器循環空調装置冷却コイル冷却水出口弁他の予防保全取替作業に伴う待機除外について
事象概要
および
対 策 等

 平成22年11月1日に発生した美浜発電所2号機D−原子炉格納容器空気再循環ファン※1の空気冷却装置の冷却水出口弁がスイッチの電気的な接触不良により、開放しなかった事象を踏まえ、当該弁と同種の電気回路を有する弁(下記5台)のスイッチについて、予防保全の観点から下記のとおり、計画的に待機除外としスイッチを新品に取替え、同日復旧しました。

【対象機器・待機除外、復旧日】
1.C−格納容器循環空調装置冷却コイル冷却水出口弁 平成22年12月 7日
2.A−格納容器冷却水クーラ海水出口弁 平成22年12月20日
3.A−放射性機器冷却水クーラ海水出口弁 平成22年12月21日
4.B−放射性機器冷却水クーラ海水出口弁 平成22年12月20日
5.A−非放射性機器冷却水クーラ海水出口弁 平成22年12月21日
  • ※1 原子炉格納容器空気再循環ファン
     通常運転中は格納容器内の温度調整を行い、1次冷却材喪失事故時には格納容器内の圧力上昇を抑え、放射性物質の除去を行う。このための設備として、再循環ファン4台(1系統に2台)、空気を冷やす冷却コイル4台(1系統に2台)、放射性物質を除去するフィルタ4台(1系統に2台)からなる。

以 上

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