プレスリリース

2006年7月27日
関西電力株式会社

美浜発電所3号機高経年化技術評価等報告書の審査結果について

 当社が本年1月30日に提出した美浜発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力82万6千キロワット、定格熱出力244万キロワット)の高経年化技術評価等報告書について、本日、経済産業省原子力安全・保安院から報告書の内容を妥当とする審査結果が公表されました。

 原子力発電所の機器・構造物の健全性については、定期事業者検査等による分解・点検・手入れ等の保全により確保していますが、「実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則」に基づき、プラントが営業運転を開始してから30年を経過する前に、原子炉施設の安全を確保する上で重要な機器および構造物に対し経年劣化に関する技術評価を行うとともに、評価結果に基づく長期保全計画を策定することとなっています。
 当社の美浜発電所3号機は、本年12月1日で運転開始後30年を迎えることから、高経年化技術評価および長期保全計画を報告書としてとりまとめ、今年の1月30日に原子力安全・保安院に提出しました。その後、先行して行われた他社プラントの審議内容等を踏まえた報告書を4月20日に提出し、原子力安全・保安院による立入検査等の審議が行われていました。その中で、ご指摘いただいた事項を補正した上で、7月21日に報告書を提出し、本日、その報告書の審査結果が公表されました。

 当社としては、本報告書に基づき、今後の美浜発電所3号機の保守管理において、日常的な保全活動に加えて長期保全計画を適切に実施してまいります。これにより、機器・構造物の健全性を維持できるものと評価しています。

 当社は、今後とも原子力発電所の安全・安定運転に努め、安全性・信頼性のより一層の向上に取り組んでいくとともに、高経年化対策に万全を期してまいります。

以  上

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