当社の原子力発電所における運営状況について、以下のとおりお知らせします。
1.運転状況について(平成18年2月24日現在) |
発電所 |
電気 出力 (kW) |
運転状況 |
備 考 |
美 浜
発電所 |
1号機 |
34.0万 |
運転中 |
【新 規】
「美浜発電所1号機 制御棒位置指示値の揺らぎについて」詳細は2-(2)のとおり。 |
2号機 |
50.0万 |
運転中 |
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3号機 |
82.6万 |
事故停止中[第21回定期検査中]
H16.8.9 2次系配管破損事故により停止
(引き続き、H16.8.14〜 第21回定期検査)
H17.1.5〜 定期検査作業中 |
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高 浜
発電所 |
1号機 |
82.6万 |
運転中 |
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2号機 |
82.6万 |
運転中 |
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3号機 |
87.0万 |
運転中 |
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4号機 |
87.0万 |
第16回 定期検査中(H17.11.16〜H18.3月中旬予定)
H18.2.15 原子炉起動
H18.2.17 調整運転開始
H18.3.中旬 本格運転再開予定
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【お知らせ済】
「高浜発電所4号機 2次系配管の点検結果について」詳細は2-(2)のとおり。
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大 飯
発電所 |
1号機 |
117.5万 |
運転中 |
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2号機 |
117.5万 |
運転中 |
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3号機 |
118.0万 |
運転中 |
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4号機 |
118.0万 |
第10回 定期検査中(H17.12.27〜H18.4月上旬予定) |
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2.保全品質情報※について
※ |
実用発電用原子炉の設置、運転等に関する規則および電気関係報告規則に基づく報告事象や安全協定の異常時報告事象に該当する事象を含め、保安活動向上の観点から、産官学において情報共有することが有益である事象 |
(1)法令に基づく報告事象や安全協定の異常時報告対象のうち重要な事象 |
なし
(2) (1)に至らない軽微な事象 |
発電所名 |
美浜発電所1号機 |
発 生 日 |
1月19日 |
件 名 |
制御棒位置指示値の揺らぎについて (添付図−1参照) |
事象概要 および 対 策 等 |
美浜発電所1号機は定格熱出力一定運転中のところ、1月19日12時10分頃から約1時間半、29本ある制御棒のうち1本の制御棒の位置指示値※1が、当該制御棒が動いていない※2にもかかわらず揺らぎました。一旦揺らぎがなくなりましたが、17時50分頃から約1時間程度、再び位置指示値が揺らいだため点検を実施しました。
当該制御棒の位置指示値が動いていないことを確認した上で、点検のため当該制御棒の位置指示装置変換器をタッピング(軽く叩く)したところ、位置指示値が変動したことから指示値の揺らぎの原因は、当該変換器の不具合であると推定されました。
対策として、当該変換器を予備品に取り替えました。
本事象による周辺環境への放射能の影響はありません。
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※1 |
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制御棒の位置指示値:1、2次コイルで制御棒位置指示を検出し、指示計とプラントコンピュータに信号を伝送し、制御棒位置を表示したもの。 |
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※2 |
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当該制御棒位置指示値以外のプラントのパラメータが変動していないことなどから、制御棒は動作していないことを確認している。 |
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発電所名 |
高浜発電所4号機 |
発 生 日 |
第16回定期検査中 |
件 名 |
2次系配管の点検結果について |
事象概要
および
対 策 等 |
美浜発電所3号機事故を踏まえ、2次系配管1,280箇所について超音波検査(肉厚測定)等を実施しました。(超音波検査1,275箇所、目視点検5箇所)
その結果、計算必要厚さを下回っている箇所が1箇所確認されました。当該箇所については、炭素鋼から耐食性に優れたステンレス鋼の配管に取り替えました。
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3.その他情報
なし
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保全品質情報については、下記の公開サイトにおいても、準備が整い次第掲載していきます。
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当社ホームページ(/knic/meeting/index.html)“原子力情報センター(保全品質情報)”
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日本原子力技術協会ホームページ(http://www.nucia.jp)“原子力施設情報公開ライブラリー「ニューシア」”
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以 上