プレスリリース

2005年9月30日
関西電力株式会社

「火力発電所配管肉厚管理システム」の運用開始について

 当社は、10月1日から、火力発電所における配管肉厚の具体的な管理方法を定めた社内標準「火力発電所配管肉厚管理に関する要綱準則」に基づき、「火力発電所配管肉厚管理システム(Life of Tube management system)」(以下、「LiT’s」 という)の運用を開始し、今後は本システムに基づき、より適切な配管肉厚管理を実施していくこととしましたのでお知らせします。


 当社では、火力発電所の配管肉厚について、昨年8月に発生した美浜発電所3号機事故を踏まえ、経済産業省に報告した検査実施計画に基づき、同年9月以降本年6月までの間に合計33,762箇所の自主検査を実施し、この検査結果等を基に、火力発電所における配管肉厚の管理方法について検討を進めてきました。

[平成17年6月24日お知らせ済み]

 その結果、上記要綱準則を定め、これに基づく「LiT’s」について実用性の検証を終え、このたび運用を開始することとしたものです。


 「LiT’s」は、管理対象部位の配管肉厚について、検査データ等に基づき余寿命評価や検査計画等を総合的に管理するシステムです。管理対象部位は、法令の改正や新たに得られる知見等を反映し適宜見直すこととしていますが、現時点までに、国の規定の変更、「LiT’s」の運用開始に向けた精査等により、1,454箇所を追加しています。これらの部位については、順次計画的に検査を行い、必要に応じ適宜取替え等を行うこととしています。

 当社は、今後とも、適宜「LiT’s」の改善を進めながら、適切な配管肉厚管理を実施してまいります。

以  上

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