プレスリリース
2004
2004年9月4日
美浜発電所１号機の２次系配管の点検の実施について
当社は、美浜発電所１号機について、２次系配管の健全性確認のため、準備整い次第直ちに負荷降下を開始し、停止した後、点検を実施することとしました。
当社は、美浜発電所３号機２次系配管破損事故を受けて、これまで原子力発電所を計画的に停止し、２次系配管の健全性を確認しています。現在、計画的点検停止の第１グループのうち、高浜発電所２号機および大飯発電所４号機で健全性の確認を終え、運転再開の準備に入るとともに、美浜発電所１号機、高浜発電所１号機ならびに大飯発電所２号機を計画的点検停止の第２グループとして、点検を実施することとしています。
また併せて、当社の２次系配管肉厚管理の妥当性について、原子力安全・保安院より審査を受けてまいりました。その結果、９月３日、美浜発電所１号機２次系配管の一部の部位において、技術基準（発電用火力設備に関する技術基準を定める省令）にて例示している計算必要厚さを下回っている疑いがあるので、計画的に点検停止する際に、当該部位の肉厚計測を実施するようにとのご指示をいただきました。
この指示について、当社は、本日、福井県および美浜町にその旨をご報告しましたところ、美浜発電所１号機を直ちに停止して点検を行うようご要請をいただいたものです。
当社は、原子力発電所の安全・安定運転に向けて、鋭意点検を進めてまいります。
以 上
