プレスリリース

2002年9月27日

変圧器からの絶縁油漏れについて



 京都府京都市南区において、9月19日(木)にマンション供給用に屋外の電気室に設置している変圧器から絶縁油が電気室内のコンクリート床面に漏れていることを発見しました。

 この変圧器に使用していた絶縁油について、専門の機関において分析を行った結果、10.5ppmのPCB(ポリ塩化ビフェニル)(※)が含まれていることが判明しました。

 絶縁油漏れを起こした変圧器を設置している電気室は、屋根を設けていないものの、コンクリート製の堅牢な塀と床面で囲われており、電気室外部に絶縁油が流出した痕跡はありませんが、今後さらに、外部への漏洩の有無について、すみやかに調査を行ってまいります。 
 また、当該変圧器は絶縁油漏れを発見した当日に取り替え工事を行い、当社において適切な管理を行っております。
 今後、絶縁油が付着した床面コンクリートの除去と回収について、お客さまのご理解を得ながら進めてまいります。

 なお、京都市南区の事象を踏まえ、同様に屋外の電気室に設置している変圧器を全数(京都支店所管残り14箇所)点検した結果、京都市下京区において、9月25日(水)に絶縁油漏れを発見しました。現在、絶縁油にPCBが含まれているかどうかを専門機関で分析中であります。当該変圧器は今後取り替え工事を行い、当社において適切な管理を行う予定です。また、電気室外部に絶縁油が流出した痕跡はありません。

 なお、当社管内における屋外設置の電気室については、現在順次点検を行っております。


以 上

※PCB(ポリ塩化ビフェニル)
 有機塩素化合物の一種で、有害性が問題になり、昭和49年までに、製造、輸入、使用が原則禁止になった。以降、国の規則、指導に基づき、メーカーや事業者により厳重に保管されている。
 なお、人体への影響としては、口から体に取り込まれることにより、皮膚障害や肝臓障害等の影響が考えられる。
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