プレスリリース

2001年10月25日

新冷媒採用高効率ピークカット型エコアイスの発売について
~新冷媒を採用し、エネルギー効率を38%向上~

このたび当社は、中部電力(株)、東京電力(株)および三菱重工業(株)と共同で、「新冷媒採用高効率ピークカット型エコアイス」の開発に成功し、平成14年2月より三菱重工業(株)から発売いたしますので、お知らせいたします。

 安い深夜電力 で氷やお湯をつくり、昼間の空調にご利用いただくのがエコアイスです。
 今回、より電気料金を安くしたい、環境にやさしい機器を使いたいとのお客さまの声にお応えし、新冷媒採用ピークカット型エコアイスを開発しました。
 このピークカット型でオゾン層を破壊しない新冷媒HFC407Cを初めて採用し、かつ、従来機に比べ冷房時のエネルギー効率を38%向上させました。
 なお、ピーク時間帯(夏季の13時〜16時)の消費電力を、従来型の非蓄熱エアコンに比べ90%カットすることがピークカット型の特徴です。

1 電気料金が安い!
基本料金の低減と、割引制度である「蓄熱ピーク調整割引※1」のメリットを最大限活用できることがピークカット型エコアイスの特徴です。
今回、さらに高効率化を実現したことにより、年間を通じた電気料金は、
従来型の非蓄熱エアコンに比べ約半額、従来機(従来のピークカット型エコアイス)に比べ約85%になります。

2 環境にやさしい!
 (1)新冷媒の採用
オゾン層を破壊しない新冷媒(HFC407C)を採用しました。
 (2)高いエネルギー効率
製氷・解氷の改善と室外機・室内機の空気熱交換器の性能向上により、従来機より38%高い冷房効率を実現しました。
また、従来型の非蓄熱エアコンより約1割以上高い冷房効率2.2(日量蓄熱利用冷房効率※2)を達成しました。この方式では業界トップクラスです。
 (3)低騒音仕様の室外機
蓄熱運転時のファン制御の改良により、従来機に比べ約6dB(A)の低騒音化を実現しました。

※1) 蓄熱ピーク調整割引:電力使用のピークである7/1〜9/30の13時〜16時の間に集中放熱することにより、蓄熱式空調システムの熱源機等を停止する契約をしていただくことで、さらに電気料金を割り引く制度(当社の場合であり電力会社によって相違します)
※2) 日量蓄熱利用冷房効率:空調能力積算値を消費電力量(蓄熱時+空調時)で除した値。値が大きいほど省エネ性が高いことを示します

以 上  

 

<参考資料>


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