プレスリリース

2000年9月18日

『自然冷媒を用いた家庭用給湯器』の開発について
~21世紀の給湯器革命~

 当社は、平成12年4月から、中部電力株式会社・ダイキン工業株式会社と共同で、『自然(CO)冷媒を用いた家庭用給湯器』の研究を開始しておりましたが、この度、商品化に向けた最終段階のフィールドテストを実施することとなりました。

 この『自然冷媒を用いた家庭用給湯器』は、高温給湯に適したCOを冷媒とするヒートポンプ方式を採用しており、飛躍的に省エネ性が向上し、環境性・経済性に優れるなど、21世紀にふさわしい給湯器といえます。

 今後は、平成12年10月頃より、社員を対象に80台程度のフィールドテストを実施し、給湯能力や信頼性を検証した上で、平成13年度の販売開始を目指します。

開発体制
関西電力株式会社
(本社:大阪市北区中之島3-3-22 社長:石川 博志)
中部電力株式会社
(本社:名古屋市東区東新町1 社長:太田 宏次)
ダイキン工業株式会社
(本社:大阪市北区中崎西2-4-12 社長:井上 礼之)
特  徴
  1. 工業製品の製造過程で排出されるCOを冷媒として再利用するため、温暖化ガス排出抑制にも配慮。また、温暖化を防止し、オゾン層の破壊がゼロであり、地球環境に極めて優しい。
  2. ヒーターレスで最大90℃の高温給湯が可能となり、システム全体のエネルギー効率は年間COP3.0※以上と省エネ効果が非常に大きい。
  3. エネルギー効率が高く、省エネ効果が非常に大きいことから、ランニングコストが、圧倒的に安価。

※COP … Coefficient of Performance。消費電力あたりの加熱・冷却能力をあらわしたもので、この値が大きいほど効率が良くなる。

以 上  

<参考資料>


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