プレスリリース

2000年4月10日

美浜発電所2号機の点検状況について(化学体積制御系抽出水配管からの漏えいに伴う点検状況)

 美浜発電所2号機(加圧水型軽水炉 定格出力50万キロワット)は、定格出力運転中のところ、4月7日9時55分頃、発電室員による格納容器内点検(定期点検)において化学体積制御系の抽出水配管から、わずかな水漏れが発見されました。
 このため、詳細な点検・調査を行うため、4月7日12時00分から出力降下を開始し、同日19時00分に発電を停止しました。

なお、今回の事象による周辺環境への放射能の影響はありません。

[平成12年4月7日記者発表済]  


 その後、水漏れが認められた箇所の保温材を取り外し、外観目視点検を実施した結果、化学体積制御系抽出水配管にあるエルボ(L字型配管)の溶接部上端付近に、周方向の長さ約20mmの直線状の割れが確認されました。

 なお、格納容器内点検の結果、当該箇所以外での漏えいは認められませんでした。
 今後、当該部を切り出して、試験施設にて詳細原因調査を実施する予定です。

以 上  

    (通商産業省によるINESの暫定評価)
    INES:国際原子力評価尺度
    基準1 基準2 基準3 評価レベル
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<参考資料>


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