プレスリリース

1999年4月1日
関西電力株式会社

大飯発電所1号機の定期検査状況について(キャノピーシール部の渦流探傷検査結果)

 大飯発電所1号機(加圧水型軽水炉 定格出力117万5千キロワット)は、平成11年2月19日から第15回定期検査を実施していますが、今定期検査における原子炉容器上部ふた取替工事を見合わせたことから、制御棒駆動装置ハウジング等のキャノピーシール部全数(上部53箇所、中間61箇所、下部78箇所、合計192箇所)の渦流探傷検査(ECT)を行いました。
 状況は以下のとおりです。

 [制御棒駆動装置ハウジング等のキャノピーシール部全数の渦流探傷検査結果]

 外観観察では異常は認められませんでしたが、渦流探傷検査の結果、下部キャノピーシール部1箇所(予備用)に信号指示が認められました。

 原因については、以前に美浜2号機等で認められたものと同様、内面から応力腐食割れが発生しているものと推定されます。

 このため、下部キャノピーシール部(1箇所)については、信号指示の認められた部位を切削除去し補修溶接した上で、キャノピーシール全周の肉盛溶接を行います。

以 上 

<参考資料>


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