プレスリリース

1999年1月26日

大口お客さま向けの情報提供の試験実施について

 当社は、大口のお客さまに対し、光ファイバーネットワークを活用した情報提供の試験実施を、3月から開始することといたしました。

 当社は、平成6年7月に策定した「次世代光情報ネットワーク構想」に基づき、電気事業用、通信事業用あるいはCATV事業用にも利用できる多目的ネットワークとして、平成16年度までに光ファイバーネットワークを整備することとしており、これまでに約4,000kmの光ファイバーを整備してまいりました。

 これまで当社では、この光ファイバーネットワークを配電総合自動化に活用しながら、自動検針のための検針データや、電力系統監視のためのお客さまの電力使用状況など、いわば当社が必要とする情報の収集にも活用してまいりました。

 今回の試験実施は、この光ファイバーネットワークを活用し、新たに当社側からお客さま側への情報提供を行おうとするものです。
 新曽根崎変電所(大阪市北区)、本町変電所(大阪市中央区)管内の大口のお客さま20軒程度を対象に試験を実施することとしておりますが、当初は4軒のお客さまから開始し、システム上の問題点等を検証した上で、平成11年度末頃を目途に、本格実施に向けたシステム評価およびお客さまのニーズ調査を行う予定です。
 情報提供する内容については、当面は、一般的な気象情報、当社の電力需給情報を予定しておりますが、今後、お客さまからのご意見、ご要望等を踏まえ提供内容の拡充を検討してまいります。

 当社といたしましては、来年に予定されている電力小売りの部分自由化に向け、他企業との厳しい競合の中で「関電印の電気」をお客さまに選んでいただくためにも、今後より一層のお客さまサービスの充実を検討しております。今回の「情報提供サービス」がその一つになればと期待しております。

<参考資料>


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