国際事業

Global Sustainable Electricity Partnership(GSEP)での活動や、アジア諸国を中心とした技術協力、各種研修受入などを通じて、国際協力・貢献活動にも積極的に取り組んでいます。

Global Sustainable Electricity Partnership(GSEP)の概要

2017年5月 GSEPモントリオールサミットの出席者 2017年5月 GSEPモントリオールサミットの出席者

GSEPは世界の主要な電力会社によって、1992年4月に創設されました。現在、8カ国10社が加盟し、グローバルな電気事業の課題への対応や持続可能な開発の推進に取り組んでいます。

<主な活動>

  • メンバー会社会長が集う年1回の会合(サミット)において、各社の地球環境問題への取組み等について意見交換
  • 国連・気候変動枠組条約締約国会議(COP)等の国際会議での提言や情報発信
  • 途上国支援プロジェクトを通じ、「持続可能なエネルギー開発」を推進
ディフシ・ソーラーアイス・プロジェクト
【プロジェクトスキーム】
ディフシ島
【設備設置状況】
設備設置状況
【製氷機建屋と譲渡式参加者】
製氷機建屋と譲渡式参加者

モルディブ共和国において、首都から35km離れた小島ディフシ島に、太陽光発電設備、製氷機等で構成するシステムを設置し、2016年11月に同国へ設備一式を譲渡しました。
本取組みは、再生可能エネルギーの拡大方針を有する同国の要請を契機に、GSEPの開発途上国支援プロジェクトとして開始。日本・モルディブ両政府と当社の官民連携で推進し、出力40kWの太陽光発電設備とともに、同島の要望に応え主要産業の漁業に必要な製氷機を設置しました。太陽光発電が増加した時には製氷機が電力需給を調整するなど、太陽光の発電量と電力使用量のバランスを取ることができます。
製氷機の導入によって、魚運搬用の氷の購入費用や運搬回数が削減され、年間で約120万円の経済効果が見込まれます。また、太陽光発電によって既設のディーゼル発電量も減少するため、CO2は年間で約50t削減できる見通しです。
システムの保守・運用等は同国が行い、設備の健全性等のモニタリングを当社が行います。
世界の優れた環境プロジェクトを表彰する「Energy Globe Award」において、モルディブ共和国の最優秀プロジェクトに選ばれました。

【製氷機内部】
製氷機内部
【Energy Globe Award認定書】
Energy Globe Award認定書
ツバル太陽光発電プロジェクト

太陽光パネルはサッカー場内に設置している
太陽光パネルはサッカー場内に設置している

地球温暖化の影響等により世界で最初に沈む国と言われているツバルにおいて、40kWの太陽光発電設備を設置し、ツバル電力公社に建設・運転ノウハウを伝達しました。
同時に太平洋島嶼国への再生可能エネルギー利用のきっかけを提供しております。(外務省草の根無償資金との協調プロジェクト)

  • 設備概要:40kW 系統への直接接続(蓄電池なし)
  • 工期:2007年10月着工 2008年2月竣工
ブータン小規模水力発電CDMプロジェクト

発電所前での記念撮影
発電所前での記念撮影

ブータン王国の未電化村、チェンデブジ村に小規模水力発電所を建設し、同国の未電化地域の電化推進と、生活環境の向上に資するとともに、京都議定書のクリーン開発メカニズム(CDM)の適用を例証しました。

  • 設備概要:70kW 需要家数:約50世帯(約400人)
  • 工期:2004年6月着工、2005年8月竣工
  • 2005.5、国内電力会社として初めて、国連CDM理事会に登録(想定CO2削減量:約500t-CO2/年)
太平洋島嶼国でのワークショップ開催
  • 2017年3月 フィジーのワークショップ参加者2017年3月 フィジーのワークショップ参加者
  • 当社の講師が熱心に説明当社の講師が熱心に説明

再生可能エネルギーや省エネルギーなどをテーマに、10年以上にわたり太平洋島嶼国電力連合を対象にしたワークショップを行っています。2017年には、フィジー(3月)とグアム(6月)において、「再生可能エネルギーの系統連系」をテーマに講義や設備見学を実施し、再生可能エネルギーの普及に関する課題や対応について説明するとともに、太陽光発電出力予測システム「アポロン(※)」やスマートグリッドなど、当社の最新の取組みも紹介しました。
島嶼国が抱える様々な課題に対して、技術移転と人材育成プログラムを実施することで、地球環境問題をはじめとするグローバルな問題の解決に向け貢献しています。

※当社グループ会社の(株)気象工学研究所と当社が共同開発

情報交換協定
  • 2015年3月 タイ発電公社(EGAT)との協定締結の署名式
    2015年3月 タイ発電公社(EGAT)との協定締結の署名式
  • 2017年12月 EGATとの人材派遣交流 2017年12月 EGATとの人材派遣交流

当社は、電気事業に関する幅広い情報と知見を得るために、海外の電力会社と情報交換協定を締結しています。協定を通じて、相互の関心事項に関する幅広い議論・情報交換や相互訪問等を長期的かつ継続的に行い、得られた情報や知見を海外事業やコンサルティング活動などに活用しています。

ベトナム電力公社との技術協力
  • 2016年9月 協定延長の署名式 2016年9月 協定延長の署名式
  • 2017年9月 ホーチミン市で開催したワークショップ 2017年9月 ホーチミン市で開催したワークショップ

当社は、ベトナム電力公社との間で電力事業の全般的な分野での情報交換、人材育成を進めることを合意し、2012年に協力協定を締結しました。これに基づき、送配電技術に関する現地でのワークショップ開催や、同国の電力流通設備近代化に関する日本での研修など様々な技術協力を行っています。2017年9月には、通算5回目のワークショップを現地で実施しました。

海外からの研修受け入れ
  • 2017年10月 大河内水力発電所訪問(JICA系統運用研修)2017年10月 大河内水力発電所訪問
    (JICA系統運用研修)
  • 2017年10月 猪名川変電所訪問(同左)2017年10月 猪名川変電所訪問(同左)

当社では技術研修を中心に海外から来訪者を受け入れています。(平成28年度は24回約250名)
2015年からは、独立行政法人国際協力機構(JICA)より「系統運用事業者幹部職員」研修を受託し、開発途上国の電力関係者を迎え「系統運用」をテーマに講義や関連設備の見学を実施しています。2017年10月に、通算3回目の受入研修を実施しましました。この他にも、海外との交流団体が実施する訪日研修において、電力分野に関する様々な研修メニューを国際協力の一環として提供しています。

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