祭り囃子の鳴る頃に・・・

兵庫県のとある営業所に勤務する山田は、毎年この季節になると、ソワソワと落ち着きません。
なぜなら播州秋祭りが近づいてきているからです。
播州秋祭りとは、兵庫県播磨地方にある神社で10月~11月上旬に行われるお祭りのこと。

主役は「屋台」といわれる太鼓を乗せて担ぐみこしで、刺繍や金銀の装飾などが施された豪華な屋台を担ぎ
町を練り歩くのが、この祭りのハイライトです。
山田が初めてこの祭りを見たのは3年前。それ以来、山田自身もこの勇壮な祭りが大好きになりました。

「大好きな祭りだからこそ、安全に楽しめる祭りであってほしい」
数日前、彼は屋台や「のぼりたて」が電気設備に接触しないよう、屋台が練り歩く箇所を巡回し、
接触の危険があるところには、保護カバーをつけていきました。
町の人に話を聞きながら、危険が及びそうな箇所はすべて点検して回りました。

そして当日――。
山田は仕事を終え、祭りに向かおうとしていました。
「屋台に乗った人や参加者たちは、安全に楽しんでいるだろうか…」
祭囃子が流れる町に思いをめぐらせながら、足早に駆けていきました。



掲載されている物語は実際の活動や出来事を元にしたものです。
登場人物は全て仮名です。

HOME  >  ブランド  >  1/365の物語  >  祭り囃子の鳴る頃に…